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介護の悩み

2017年02月06日

介護職は燃え尽き症候群になりやすい!気になる原因や症状、対策方法について

介護職は燃え尽き症候群になりやすい!気になる原因や症状、対策方法について

仕事をする上では楽しいことばかりではないのはどんな職種にも言えることです。子供の頃からあこがれてなった職業でも、こんなはずではなかった…と思ってせっかくついた仕事をあっさりと辞めてしまう人もいます。数多くの仕事の中でも介護士や教師、保育士などのように、仕事でつねに対象となる人を援助しなければならない仕事は対人援助職と呼ばれ、仕事は単調ではなく、相手が高齢者だったり幼い子供だったりする違いがあるだけで、相手の気持ちを読み取り、最も適した対応をする事が求められます。

対人援助職ならではのストレス

仕事で常にその対象となる人とのかかわりが求められる、介護士や教師、保育士、そして看護師などの医療職も、相手の気持ちを汲み取って、優しく正しい対応をする事が求められる仕事です。そしてそのために自分自身の感情は押し殺さなければならないことも多く、感情を押し殺すことで強いストレスを自分で作ってしまうことになりやすいのが特徴です。

こうした職業の人が起こす暴力などがあった場合、メディアはこぞってその内容を取り上げ、執拗に責めるような雰囲気を作り出します。確かに高齢者や幼い子供、病気の人など、立場の弱いに人に対して一方的に暴力を振るうことは許されるものではありません。けれども、その逆に相手のほうから人権を踏みにじるようなひどい仕打ちをされたとしても、そのことがニュースになったりすることはまずありません。

人と接する仕事というのは大変だけれど、もちろん良いこともたくさんあります。けれども、相手が人である以上様々な感情と戦いながら仕事をすることは避けられません。そして感情面で強いストレスを受け続けることでいわゆる燃えつき症候群になってしまうケースも少なくありません。

介護士に燃え尽き症候群が多い理由

燃え尽き症候群に陥ると、仕事でストレスを受け続けることが原因で、感情のためのエネルギーを使い果たしてしまい、物事から感情を受け取れなくなります。その結果何もやる気が出なくなってしまうばかりでなく、人に対して思いやりの心を持てなくなり、相手に対してひどいことを言ったりひどい態度をとったりすることもあります。

介護職の場合、利用者本人への対応ももちろんですが、家族への対応や職場の上司や同僚への対応などで精神的につかれ切ってしまうことで、結果的に燃え尽き症候群に陥ってしまいます。学校の教師や保育士などにも言えることで、子供たちだけでなく保護者からの身勝手な要望や身に覚えのないことを指摘されたりすることで、徐々に自分に自信が持てなくなり、好きでついた職業であったにもかかわらず、仕事に達成感もやる気もかんじられなくなってしまうケースがあります。

どんな人が燃え尽き症候群になりやすい?

それまで仕事にも一生懸命に勉強熱心に取り組んできた人が、突然何もやる気もなくなり、いわば抜け殻のような状態になってしまうのが燃え尽き症候群の特徴です。介護士をはじめこれらの職場は多くの場合慢性的に人手不足の状態が続いており、仕事につく人は志が高く奉仕の精神があり、責任感が強い人ほど頑張りすぎて燃え尽き症候群になりやすいとも言われます。でも、相手は自分とおなじ人間です。たとえ血を分けたわが子であっても親の思い通りになるわけではないのですから、まして全くの他人である人と対峙する仕事で、自分が思うとおりに人間関係を築けるものではありません。

燃え尽き症候群にならないために気をつけたいこと

風邪を引いたときに薬を飲めば症状が回復するように、燃え尽き症候群が治る薬と言うのは残念ながらありません。介護職の場合夜勤などもあって昼と夜が逆転の生活をせざるをえないことも少なくありません。でも休日には多少疲れていても朝頑張って起きて昼間活動するようにします。食事もなるべき決まった時間に不規則にならないように食べることで体のリズムが整います。正しいからだのリズムをなるべく取り戻し、質のよい睡眠を心がけることは介護士にありがちな燃え尽き症候群を予防するためにはとても大切です。

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