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介護の悩み

2016年03月06日

あなたは介護福祉士に向いている?性格や体力などから見る適性

介護士の適正のイメージ画像

高齢化社会の到来で、誰にとっても隣り合わせの問題として横たわっている介護。しかし現実的には介護職の現場はいつも人手不足にあえいでおり、介護に関わる仕事が職業としてなまやさしい職でないことは事実です。ただそんな中でも介護の仕事を目指して努力を続けたり、まさに現場で尽力され続けている方がたくさんいるのも事実です。

誰にでもできる職業ではない反面、介護職を天職としてイキイキと働く人もいます。介護職の代表格である「介護福祉士」の仕事はどんな人が向いているのでしょうか。介護福祉士を続けるにはどんな性格で、どのくらいの体力を持った人が適しているのでしょうか。

介護福祉士の概要~介護福祉士の資格取得のために~

介護福祉士は一般的に「介護士」と称されることもありますが、正式には「介護福祉士」という歴とした国家資格の必要な資格職です。介護の現場には様々な資格を持った人が働いています。ただ「介護職に就いている人」という表現として、介護の現場で実際に利用者の介護に携わっている人を全体として「介護士」と言うこともあります。

介護の現場に立つ人の資格にはどんな資格がある?

介護職員初任者研修

介護業界に無資格で入った場合、最初に取得する資格になります。この資格をとって実務を重ねたりすることで、その後「介護福祉士」の資格取得に繋がっていきます。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士の資格を取得するためには必ず必要となってくる資格です。介護現場において「サービス提供責任者」になることもできるようなる資格です。

上記2つは国家資格ではない「公的資格」です。介護職に就く人が取る初歩的資格なので、比較的スムーズに取得できる人が多いですね。資格を取得するだけで現場での給与が変わってきたりするので、介護の現場で働くのであれば取得しましょう。

介護福祉士

国家資格であり、介護のプロフェッショナルと認められることになる資格です。一般的にこの介護福祉士のことを「介護士」ということが多いですね。受験資格には3年以上の実務経験が必要なので、現場で働く人が取得するのが前提になっている資格です。ただ介護福祉士の養成コースがある高校や専門学校、大学など「国が指定する養成施設」で2年以上、必要な知識と技術を学び受験資格を得れば、介護福祉士の資格試験を受けられる道もあります。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

介護福祉士は国家資格ですが、介護福祉士よりさらに経験を必要とするケアマネージャーは現状では民間資格となっています。ケアマネージャーになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格しなければなりません。そしてこの試験に合格するだけでなく、実務研修をパスし、レポートを作成・提出することも求められます。

こうしたハードルを越え、ケアマネージャーとしての資質にOKが出れば、都道府県から公的資格として任用されることになります。ケアマネージャーの試験には以下の受験資格が設定されています。

  • 法定資格あり:介護施設で5年以上の実務経験がある者
  • 法定資格なし:所定の施設で10年以上の実務経験がある者

介護福祉士として働くにはどんな「性格」が良い?

上記でご紹介した通り、国家資格として介護のプロを名乗れる介護福祉士ですが、この資格を取るにはそもそも介護の現場で経験を積む必要があります。それでは介護の現場で働くために、さらに介護福祉士の資格を取得して介護の現場で働き続けるためには一体どのような適性が求められるのでしょうか?まずは性格面で求められる適性をご紹介します。

精神的なタフさ

介護職、特に介護福祉士は介護のプロとみなされるので、利用者が直面している様々な困難を真正面から受け止める機会が多くあります。中でも一番たくさんの機会があり、介護現場で決して避けられないのは「排せつ介助」です。身体的な困難から自力でトイレに行くことができない人が多いのは介護現場の常識です。そうした現場で排せつ介助を毎日きちんとこなせる強さはとても大事です。

他にも、利用者には認知症の高齢者やその他の要因で丁寧に言語コミュニケーションがとれない人も多くいます。そうした人にじっくり向き合う精神力や、時に辛辣な言葉を受けることに耐えられる精神力は何よりも必須となります。

参考:認知症とは

怒りを制御できる冷静さ

いくら職業だとはいえ、いつもにこやかに対応できることばかりではないのが人間です。ましてや先だってキツイ言葉を入居者に投げられた後に、まさにその人の介護をするとなったらついいつもより冷たい態度をとりたくなることもあるでしょう。

しかし、そうした怒りやイライラの気持ちを利用者にぶつけることは介護のプロとしては失格です。自分が感じたイライラや怒りを自分なりの方法でコントロールできる冷静さが介護福祉士には求められます。

根本的に「人間が好き」であること

介護職や看護職、教育職というのは他の職業に比べ、圧倒的にコミュニケーション能力を必要とされる職業です。中でも介護職は利用者にとって人間の尊厳にかかわる部分で深い関りをもつことになる職業です。ですから根本的に「人間が好き」であり、人と関わり合うことが好きである人が向いている職業と言えます。

介護の現場では介護福祉士同士だけでなく社会福祉士や看護師といったさまざまな役割を持つ人と連携しながら業務を進めていかなくてはなりませんから、利用者・入居者やその家族とのコミュニケーションだけでなく、スタッフ同士のコミュニケーションも必要とされます。

介護福祉士として働くための「体力的」な適性はある?

介護福祉士として仕事をこなす1日は一般的に「9時-17時」と言われる仕事とは異なります。介護福祉業界の多くの施設は3交代もしくは2交代での仕事になるので、日勤と夜勤をこなす必要がでてきます。施設によっては「夜勤専門」として職に就くこともないわけではありません。さらに介護職では「大人」を介護することになる場合が多いので、ベッドから車いす、車いすからベッドという移動でもかなりの体力を必要とします。

体の向きを変えるという作業1つをとっても、コツをつかめるようになってもそれなりに体力を使うことは確かです。こうしたことから介護福祉士には精神的なタフさに加え「体力的」なタフさがあるかどうかも重要になります。もっと言うと、瞬発力的な体力より、持続力的な体力があることが大変重要になる職業だと言えます。

「適正がないのかも…」と悩んだら

介護士として仕事をしていくうえでトラブルなどが発生したとき、自分には適正がないのかも…と考えてしまうこともあるでしょう。しかし介護福祉士として仕事をするうえで、施設ごとの待遇や雰囲気は全く異なります。もし介護職として働くのが辛いと感じたとき、介護職から退くという選択肢もありますが、転職も視野に入れておくことをおすすめします。職場を変えることで改善される問題は非常にたくさんありますから、せっかく手に入れたスキルを大切にしていたきたいと思います。教育体制が整っている施設を選べば苦手なことも克服できるのではないでしょうか。

最近ではサポート体制が整っている介護職の転職サイトも多数あり、より職場環境の良い事業所であったり、その人に合った事業所を紹介してくれます。特に経験者であればニーズも多いと思うので、そういったサービスを利用するのもいいですね。専属コーディネーターが対応してくれる転職・就職支援サービスも多く、そういったところであれば「体力的にきつかった」「残業が多かった」「人間関係があまり良くなかった」など負担になっていた点や離職理由について相談もできるので、スムーズな転職活動ができるはずです。

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