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介護の悩み

2016年10月17日

転職前に未払いの残業代を請求したい!介護士が残業代を請求するためのポイント

残業

介護の職場では、残業は日常茶飯事とも言えます。また、残業代を全額支払ってくれる所もあれば、残業時間の上限が設けられている所、残業代は一切無い所など、残業代の扱い方はその施設によって様々です。

もしも自分が勤務していた期間の残業代が支払われていない場合は、どのように請求したら良いのでしょうか?今回は、その方法を見ていきましょう。

関連:介護職は残業代が支給されないサービス残業が多い?理由と対処方法とは

残業代未払いの実態

介護の現場では、残業代を受け取れていないという人が非常に多く、会社に残業代を請求できない雰囲気がある、と答えている人が多いようです。介護の現場での残業代の未払いは、未だに根深い問題として考えられています。

また、介護職では、残業の問題の他にも、休憩時間が取れない、休暇を減らされた、といった事例も少なくないようです。人手不足が、現場の負担をさらに重くしている実態があり、悪循環になっていると言えます。介護職の場合、人件費をなるべく抑えたいという施設も少なくなく、こういった背景も、残業代未払いの大きな原因となっています。

悪質な残業代の未払いも少なくありません。定時になると、まだ働いているにも関わらずタイムカードを押すようにという指示がある施設も多いとされています。もしくは、職場の雰囲気自体が、それが当たり前というようになってしまっている施設も少なくないでしょう。

そして、タイムカードを押した後も働き、その分はサービス残業扱いにされてしまいます。また、仕事を自宅に持ち帰らせて、残業はしていないという形にして残業代を出さないという事例もあるようです。

他にも、残業時間の上限が決められている事例もあります。残業代が付くのは月に○時間まで、といった決まりが設けられていて、それ以上は働いても残業代は一切付きません。

これらの事例は、全て違法性があるものです。

どうすれば良いのか?

もし、自分が勤務する施設がこのような違法性のある職場だった場合にはどうすれば良いのでしょうか。直接、残業代を払って下さいと上司に訴えたとしても、取り合ってもらえない場合が多いでしょう。中には、嫌なら辞めてもらっても構わないといった態度を取る悪質な所もあるようです。また、本人の能力不足で残業になってしまっているとして、一切支払わないという施設もあります。

その為、残業代が未払いである事を証明するには、確実な証拠が必要になります。具体的には、タイムカードが挙げられます。出勤時間や退勤時間がきちんと記録されている場合、これをコピーしたり、写真に撮ったりしておくと良いでしょう。施設にタイムカードが無い、または正確な時間が押されていないという場合には、出勤時間と退勤時間が分かるものを集めましょう。日報や業務日誌、会社のパソコンの履歴、上司からの電話やメールの送受信履歴など、何かしらの時間が分かるものを証拠として取っておくと良いでしょ

う。時間が分かるものがあれば、立派な証拠となり得るのです。

そして、サービス残業は違法性のあるものだと理解する事も大切です。残業代を請求する時には、自分自身が、サービス残業の違法性について理解しておく事です。残業代を払ってくれない会社と戦う覚悟が必要なのです。

特に介護職の場合は、人が足りないのだから仕方が無い、自分だけではなく皆もそうだから、と諦めてしまう方も多いと思われます。しかし、泣き寝入りしてしまっては、何も解決しませんし、変わりません。

どうしたら良いか分からない時には、まずはきちんとした機関に相談する事が大切です。厚生労働省相談窓口や、弁護士などに相談してみましょう。厚生労働省相談窓口は、各都道府県に労働相談コーナーが設けられていて、残業代の未払いなどに関しても相談する事ができます。直接の面談でも電話でも、相談が可能です。

まとめ

残業代は、本来はきちんと全額支払われるべきものです。サービス残業などは、立派な違法性のある行為にあたります。残業代を支払ってもらう為には、毅然とした態度で出る事も必要になるのです。

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