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認知症の予防

2017年05月15日

認知症の予防におすすめなサプリはある?サプリメントの成分や選び方、注意点を知ろう

いろいろなサプリ

人口に占める高齢者の割合がどんどん高くなるとともに、認知症を発症する人の割合も高くなっていると言われ、今や誰とっても認知症を発症するリスクは他人事ではありません。認知症に関する研究は進み、食べ物や運動、薬など様々なものに認知症のリスクを減らす効果がある事が判明していますが、自分でできる予防のための方法の一つにサプリメントを服用することがあります。

認知症対策のサプリメントとはどんなもの?

認知症を予防するためには頭を使って考えたり、手を使って細かな作業をしたりすることが効果的だと言われています。脳トレや運動をすることはもちろん体には良い影響がたくさんあるのですが、どんな方法も毎日続けてこそ意味があります。毎日コツコツと頭や体を使う事に加えて認知症対策に効果が期待できると言うサプリを活用することも有効です。

ただし、これは認知症そのものを治すものではなく、進行を緩やかにしたり症状を予防する手助けになると言うものです。配合されている成分はサプリによって様々ですが、脳の神経伝達に効果的とされるホスファチジルコリン、フェルラ酸、DHA,EPA,フラボノイド、イチョウ葉エキスなどはよく知られている成分のひとつです。

認知症に効果の期待されるサプリの成分

アルツハイマー症の進行を遅らせ、予防効果もあることで知られるフェルラ酸、脳に栄養を届けるホスファチジルセリン、脳の血流を促し考える力をサポートするDHAなどは認知症予防サプリメントの成分として広く知られています。

オメガ3脂肪酸に分類される油には、亜麻仁油やえごま油に含まれるα-リノレン酸や、イワシなどの青魚に含まれるDHAやEPAなどがあり、これらには血液をサラサラにする効果があると言われています。

そして米ぬか抽出成分のフェルラ酸はアルツハイマー型認知症の原因が脳内に蓄積するのを予防する効果があると言われ、さらに精神的な安定に導く非必須アミノ酸のグリシンは認知症発症リスクを高める睡眠障害の改善効果が認められるとされる成分です。

サプリメントをとるときに注意したい事

現在は様々な認知症予防サプリメントが紹介されていますが、認知症予防薬を服用すると体に副作用があるなどの思い込みから薬の服用を勝手に中止してサプリメントにすると言う人もいるようなのですが、医師が処方した薬を勝手にやめる事は残念ながらおすすめ出来る事ではありません。サプリの服用にあたっても主治医に相談してから服用するのがおすすめです。

また、サプリはあくまでも栄養補助の為に服用するものなので、食事の代わりになるものではありません。サプリをとっているからと、食事がおろそかになってしまうようでは本末転倒で、体を健康に保つためにも日々の食生活に有効成分をプラスすると言った考え方で服用するのがおすすめです。

さらにいくら認知症予防効果の期待できる有効成分をサプリから摂取していても、喫煙習慣があったり日常的に運動不足で肥満状態など、生活習慣に問題がある人がいくらサプリだけをせっせととっても認知症の予防効果への期待は低下してしまいます。適度な運動と健康的な生活習慣や食生活を送る事に加え、日常生活の中での不足部分を補うためにサプリメントを活用すると言うスタンスで利用するのがおすすめです。

最近物忘れがひどくなった、何度も通ってよく知っている場所なのに道に迷ったなど、これまでとは明らかに違う症状が現れて気になるようなら、放置することなく必要に応じて専門の医療機関を受診することも必要です。専門家の意見を聞いたうえで認知症の進行などを遅らせる効果のある成分を食事やサプリメントを活用して効率よくとる事が認知症予防法として効果的だと言えます。