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認知症の予防

2017年04月04日

アロマが認知症の予防に効く!効果的だと言われる理由や選びたいアロマオイルまとめ

アロマオイル

落ち込んで沈みがちな気持ちを前向きにしてくれる、疲れた時に心から癒してくれる、心地よい香りが心や体に様々な効果を与えてくれるアロマセラピーはリラクゼーションの中でも特に高い人気を誇ります。そして疲労回復や癒しの効果ばかりでなく、アロマが認知症の予防にも効果があるという研究結果が発表され、大きな注目を集めています。

認知症予防にアロマが効くと言われる理由

植物から採取される精油の香りを活用して気持ちを穏やかに整えたり元気な気持ちにしたり、不安を取り除いてリラックスしたりなど、アロマセラピーは心と体に様々な癒しの効果が期待できるリラクゼーション方法です。そして現在この香りの効果が認知症予防に役立つ可能性があるという研究結果が発表され注目されています。

これまでは認知症を発症すると海馬がダメージを受けると考えられてきましたが、実は海馬に直結する嗅神経がダメージを受ける事が判明しました。嗅覚を感じる嗅神経の受けたダメージが海馬にダメージを伝える事で脳の機能低下を招き、その結果認知症を発症するという事が判明したことから、嗅神経のダメージを軽くすることや修復することが結果的には認知症の予防や改善につながると言うものです。

そして嗅神経というのはもともと他の脳神経よりも再生する力が強いため、香りによって嗅神経に刺激を与えることが脳細胞の機能を回復させやすくし、嗅神経が修復されることで海馬も活性化するため認知症の改善につながるというメカニズムから、アロマが認知症予防に効果的だと言われるようになったものです。

どんな種類を選べば効果がある?

アロマオイルが認知症を予防するために効果的だとは言っても、アロマオイルには多くの種類があり、それぞれに香りも期待できる効果効能も異なります。嗅神経に香りによって刺激を与える事で海馬を活性させるためには、昼用と夜用それぞれ別の種類の香りを使用するようにします。まず昼用に適した香りが集中力を高める効果の期待できるローズマリーと気持ちを高揚させる効果の期待できるレモンです。

昼用のアロマを調合する時にはローズマリーを2滴とレモンを1滴ブレンドしたものをアロマ用のペンダントに染み込ませて、できれば午前中に2時間以上香りをかげるようにペンダントを首から下げておくようにするのがおすすめです。また夜用のラベンダーには真正ラベンダーとオレンジが効果的です。睡眠につく1時間前にアロマディフューザーを使うか、布にラベンダーを2滴オレンジを1滴たらしたものを枕元に置くなどするのがおすすめです。鎮静作用がありリラックスして質の高い睡眠を得る効果も期待できます。

認知症の予防にアロマを使うときに注意したい事

アロマの認知症予防への効果が発表されてから、すでに調合済みの認知症用アロマのブレンドオイルなども市販されるようになりました。個別にアロマオイルを購入してブレンドする時にはローズマリー2:レモン1とラベンダー2:オレンジ1の割合で配合するのがおすすめです。香りが薄いと感じる時には必要に応じて加えるオイルの量を足せばよいのですが、あまり多すぎるとにおいがきつくなってしまうので注意する必要があります。

そして認知症予防にアロマを活用する際には必ず純正のエッセンシャルオイルを使うようにしましょう。なかには安価な合成品もありますが、嗅神経への刺激の効果を高めるためには天然由来の精油を使う事が大切です。また、人によっては血圧や妊娠中の人などにアロマの香りが影響を与える可能性も考えられるので、影響があると思われる持病などを持つ人が周囲にいる場合には医師に相談するなどの配慮が求められます。