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認知症の予防

2016年11月10日

音楽で楽しみながら認知症を予防しよう!ギターやピアノなど楽器の演奏や歌、CDの効果

音楽

時に、音楽が落ち込んでいる心を癒してくれたり、気持ちを前向きにしてくれたりします。明るい曲を耳にすれば、テンションが上がるということも、多くの方が経験していることだと思います。また、他の人にとっては数ある中の一曲であっても、自分にとっては遠き良き記憶を思い出させてくれる特別な音楽であることも。

どうして音楽が認知症予防になるのか?

音楽は、認知症予防にもつながると言われています。お気に入りの歌を歌ったり、ギターやピアノなどを演奏したりする「能動的音楽療法」。そして、大好きな曲を聴く「受動的音楽療法」があります。

音楽を耳にすると、脳の中の血行が良くなると言われています。そうすると、同じく糖がスムーズに運ばれることとなり、これによって脳の働きが良くなります。音楽が脳に良いのは、聴くことだけに限りません。歌うことも脳の活性化につながるとのこと。どちらも、良い効果をもたらしてくれます。一人で好きな歌を歌うことも認知症予防の一つ。複数の人と一緒に歌ったりすれば、メンタル面でもプラスとなりうつ防止にもなります。更に、昔懐かしい思い出の曲などを聴くことで、記憶力がアップする方が少なくないと聞きます。このように、音楽は聴くのも歌うことも認知症予防になりお勧めなのです。

また、歌を歌うことは脳を活性化するだけでなく、体の様々な機能を良くすることにもつながります。発声が良くなることはもちろん、食べ物を飲み込む力なども上がります。

音楽が認知症の進行を抑えてくれる?

音楽には素晴らしい効果があると言われています。認知症の進行を穏やかにしてくれたり、徘徊などを抑えてくれたりする効果もあります。また、歌を歌いながら別の動作を同時に行うと、認知症の悪化を穏やかにできるとのこと。ですから、楽器を奏でながら歌ったり、歌いながら踊ったりといったことも認知症対策にお勧めなのです。

また、音楽によって睡眠障害や徘徊、暴力などが治まることもあります。認知症による幻聴や幻覚を穏やかにしたり、興奮を鎮めたり不安を取り除いたりする働きもあると期待されていますので、是非音楽を取り入れた生活を送っていただきたいと思います。もし、高齢者の方にプレゼントを贈りたいとお考えでしたら、昔好きだった曲が入ったCDも良いでしょう。もちろん、好きなアーティストの歌もお勧めです。音楽がある生活は、様々なメリットが期待できます。

楽器を楽しむ

中には、楽器を扱える高齢者の方もいらっしゃると思います。ピアノでもギターでもハーモニカでも良いですから、これからも可能な限り是非続けていただきたいと思います。指先を使うことが脳に良いことはよく知られています。指や頭を使う楽器演奏は、認知症予防ができるのはもちろん、うつ病の予防にもなるとのこと。また、頭が良くなるとも言われています。普段はあまりしない指の動きや、指先が触れるその感触を感じたりすることも、脳への刺激となり認知症予防になります。更に、片手だけでなく両手を使ったり、手だけでなく一緒に足も使うような楽器も脳の活性化に効果があります。

今まで楽器演奏をしたことがない方も、もちろんこれから楽器に挑戦しても良いのです。練習しながらその成果を実感できるところも、楽器演奏の良いところです。ギターであれば、それほど置き場所をとりません。同じように、三味線や二胡などもお勧め。大正琴やフルートなども良いでしょう。ハーモニカやオカリナなどであれば、更に置き場所をとりませんのでこちらも是非試してみてください。

ピアノも脳に良いと言われています。しかしながら、置き場所に困ることもあるでしょう。その場合は、キーボードなど小さめのものを選んでみると良いでしょう。