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介護の転職

2016年10月07日

老人保健施設ってどんな職場?老健での介護士の仕事内容や給与・メリットとは

老人保健施設

介護士として働く上で、どんな職場を選ぶかというのはとても重要です。たとえば介護士が働く場として特別養護老人ホームや有料老人ホーム、老人保健施設などがありますが、介護の仕事と言っても、それぞれの施設によって求められる特徴があり、それによって介護士として仕事をするうえでの待遇も変わってきます。

どんな職場であっても介護の知識や技術に加えて利用者とのコミュニケーションや、職場の同僚との関係をスムーズにする能力などが求められます。老人保健施設はその中にあっても医療的な介護を行い在宅復帰を目指すのが目的の、介護保険の中でも大切な役割を担う介護施設の1つです。

介護職として働くことの出来る職場

介護士としての勤務先に介護保険法に関連付けられている高齢者施設がありますが、具体的には特別養護老人ホーム、デイサービス、有料老人ホーム、グループホーム、老人保健施設、訪問介護サービスなどの種類に分けられます。

中でも介護の必要度が高い人向けで看取りも行う特別養護老人ホームや、最終的には自宅で生活することを目指してリハビリテーションも行う介護保険施設、そして民間の大規模な老人ホームなどの比較的規模の大きな施設は複数の利用者を相手にして精力的にバリバリ働きたいというタイプの人には向いている職場といえます。

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老人保健施設の特徴と仕事内容

医療的なケアや身体機能の向上のためのリハビリなどを受けることを目的にしている介護施設が老人保健施設と呼ばれるものです。いわゆる老健と言う名称で呼ばれる施設で、特養と呼ばれる特別養護老人ホームの様に、看取りまでしてもらえる終の棲家としての施設ではありません。

比較的病状が安定しているけれど、在宅で介護を受けるのが困難なケースを対する対象にすることが出来て、あくまでも医療的なケアやリハビリを行うことが目的で、最終的には在宅での介護を目指すというのが特徴です。つまり、老健はいわば病院での治療が終了後に入所してリハビリなどを行い、その後に最終的に在宅介護への復帰へとつなげるための施設だということです。

そのため看護師などの割合が多いのが最大の特徴で医師や作業療法士、言語聴覚士などが在籍し、特養と比較すると看護師の割合が多く介護職が少ないのが特徴です。

介護士の仕事内容そのものは身体的介護やレクリエーションやイベント等の実施、カンファレンスへの出席などで、特養とそれほど大きな違いはありません。ただし、リハビリの補助の役割は老健における介護士の仕事の大切な部分で、常駐するリハビリ専門スタッフの補助的な仕事を行います。

老人保健施設で働くことのメリット

特養等の施設よりも医療的なケアやリハビリテーションへのニーズの高い利用者を相手にする為、医療施設で行うような医療行為やリハビリなどに接する機会が多くなります。

そのため、老健での勤務を経験した介護職は、医療的なケアに対する知識やそうしたケアの必要な人に対する介護技術も自然に高くなるため、他の施設へと転職する際にも求められるスキルを備えた人物としての評価が高くなりやすいのがメリットです。

老健で勤務するためには高齢者に必要とされるある程度の医療的な知識を備えておくことが求められます。実際に医療行為を行うのは看護師などのスタッフなのですが、たとえば近年増加傾向にある胃ろうなどの取り扱いに関する知識を持っていれば、老健に勤務してもスムーズに仕事をスタートさせることが出来るでしょう。

ただし、医療的なケアを中心に行う施設なので、通常は同じような労働に対しても発言権を強く持つのは介護職よりも看護師のほうになります。そして給料の水準はどこの老健でも一定であることが多く、特養で働くよりも給与水準が高い事が多いのもメリットです。

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