介護のハウツー
2017年04月03日
サービス担当者会議の会議録の書き方!ケアマネージャーのための要点のポイントと記入例
介護の必要な状態になった時に介護保険のサービスを受けるためにはケアマネージャーがケアプランを作成することが基本になり、そこに記載された内容に沿って介護サービス受ける事が出来ます。そしてケアマネージャーが自分の作成したケアプランを説明して承認するために開催されるのがサービス担当者会議です。
目次
サービス担当者会議はケアマネージャーの大切な仕事の一つ
サービス担当者会議の開催はケアマネージャーの大切な仕事の一つであり、様々な職業の人々が参加する会議を開催し、話し合われた結果を記録した会議録を作成することはケアマネージャーの重要な役目です。会議の開催にあたってそれぞれの職種が皆ばらばらの意見を述べると、会議が無駄に長引いてしまったり、大切な事項をきちんと話し合う事が出来なくなってしまう事も考えられます。司会を担当するケアマネには上手く会議をコントロールすることを求められると同時に、会議で話し合われたことをきちんと残すために、会議録を作成し、参加者の確認を得ることが大切になります。
誰が見てもわかりやすい会議録にするためのポイント
サービス担当者会議は利用者のこれからのことについて話し合うための場であり、ケアマネージャーが自分自身で作成したケアプランを承認してもらう場でもあるのですが、会議の主役はあくまでも利用者本人だと言う事をしっかりと理解しておかないと、担当者会議の本当の目的がずれてしまう危険性もあります。
様々な業種が集まる担当者会議をスムーズに運営し、話し合われた内容をわかりやすくまとめて会議録として作成するのはケアマネージャーの腕の見せ所です。そして会議録を作成するにあたっては誰が見てもわかりやすい内容にすることが最大のポイントになります。サービス担当者会議にはい介護の専門家や医師ばかりでなく利用者や家族が参加することもあるので、内容が明確に記載されていることに加え、誰でも理解しやすい書き方をすることが求められます。
記載内容の項目ごとの記入法
まず会議出席者はすべてフルネームで記入し、欠席の際もその旨を記入します。そして検討した項目ごとに課題は優先順位の高い順に記載するようにします。医学的所見に関しては特に原因などに関してもより具体的に記入することが大切です。その会議で検討した項目については、検討した内容に対してどのような支援をするのかを、対応方法などに関してより具体的に明記することが必要です。
漠然とした書き方ではなく、たとえば誰がいつまでに何をすると言ったように具体的に掘り下げて記入することが求められます。介護プランに基づいて実際にその計画通りにスムーズに進行するかと言った事や、それぞれの職種や役割分担が漏れていないか、逆に重複していることがないかなど、会議で話し合った要点を記入しておくようにします。さらに、その会議によって決定した内容をまとめ、会議の参加者に配布することで、共通の認識を持ってもらうようにすることが大切です。
サービス担当者会議の要点のまとめ方のポイント
具体的にはまずは検討した項目を記入し、その項目に対する検討内容を医師の医学的所見、医学的所見を踏まえた判断、サービス担当者会議での必要性といった項目ごとにまとめてゆきます。最後に会議で話し合われた結果、そのサービスの必要性に関してどのような判断に至ったかと言う結論を記載します。
会議終了後の残された課題に関する対応
その日の会議に諮った結果、残された課題がある場合には誰がいつまでに何をやるかを明記しておくようにします。そして次回のサービス担当者会議の開催日程や開催の目的も必ず明記しておくようにします。