介護のハウツー
2016年07月08日
アロマテラピーで仕事の疲れやストレスを和らげる!介護士のアロマ活用法
介護士は、肉体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。介護士をしていると、体も心も疲れてしまうこともあると思います。そのような疲れは、一刻も早く取っ払ってしまいたいですよね。そんなときにおすすめなのが、アロマテラピーです。
目次
- 1
アロマがもたらす効果とは?
- 1.1 痛みを和らげる
- 1.2 イライラなどの情緒不安を和らげる
- 1.3 不眠を和らげる
- 1.4 消臭効果
- 1.5 抗菌効果
- 2
アロマの効果的な使い方
- 2.1 ハンカチにつける
- 2.2 アロマディフューザーを使う
- 2.3 お風呂で使う
- 3 まとめ
アロマがもたらす効果とは?
痛みを和らげる
介護の仕事は、利用者の体を持ち上げるなどの重労働が多いため、足腰を痛めてしまうことが多々あります。また、疲労がたまって体に痛みを感じることもよくあります。そんなときにおすすめなのが、痛みを和らげる効果のあるアロマです。シダーウッドやヒノキ・ローズマリーなど、植物から抽出されたアロマは、痛みを和らげる力に優れています。生命力の強い植物の強い力によって、痛みを緩和することが期待できます。
参考:介護士の職業病って?心配なのは腰痛だけじゃない!肩・手首・皮膚湿疹…
イライラなどの情緒不安を和らげる
介護は、人と密接にかかわった仕事であるため、ストレスを感じる機会が多いものです。そんなときにもアロマが役に立ってくれます。アロマは、精神面に高い効果をもたらすことで知られています。自分が好きな香りや、心地よいと感じる香りのアロマにつつまれることで、イライラした気持ちや不安感を和らげ、リラックス効果も期待できます。
参考:介護職員のためのうつ予防対策!介護職の心を守る方法を知ろう
不眠を和らげる
ストレスがたまっていたり、疲労が困憊していたりすると、眠りが浅くなってしまうことがあると思います。眠りを妨げる原因のひとつである、気持ちの高ぶりやイライラ感をアロマの力で抑えることで、質の良い睡眠を得ることが期待できます。ラベンダーのアロマは、リラックス効果が高いアロマの代表格です。寝室に使ったり、入浴の際に湯船にアロマを数滴たらしておくと、質の良い睡眠を得ることができます。介護は体が資本の仕事であるため、アロマをうまく活用してより良い睡眠をとることで、作業効率もあがることでしょう。
参考:介護士の夜勤の睡眠不足対策のポイント!夜勤明けは質の良い眠りが重要
消臭効果
介護の仕事で問題のひとつにあげられるのが、臭いの問題です。施設を利用している人の中には、自分で排泄ができなかったり、食事を自分で食べることができなかったりする人もいるため、介護士は、さまざまな身の回りのお世話をすることになります。オムツ交換などの排泄物の処理や、体を洗うなど、中には臭いを伴う仕事もこなす必要があります。
そんなときに消臭効果のあるアロマを活用することで、気持ちよく介護することができます。ペパーミントやレモンの香りを使えば、消臭だけでなくリフレッシュ効果もあるため、気持ちを切り替えたいときにもおすすめです。市販の消臭スプレーは人工的な香りできつく感じる人も、アロマの優しい自然な香りなら使いやすいのではないでしょうか。
抗菌効果
介護職は、清潔であることがとても重要です。アロマは、抗菌作用のあるものもあるため、衛生面に気を使いたい介護士におすすめです。ユーカリやティートゥリーなどのアロマは、抗菌作用だけでなく花粉症対策にもなるため、とても便利です。
アロマの効果的な使い方
介護のお仕事をする際にとても役に立つアロマですが、その使い方はさまざまです。
ハンカチにつける
ハンカチに数滴つけておけば、外出先でも香りを楽しむことができます。好きな香りをハンカチにつけておけば、疲れたときにハンカチを取り出せばリラックスすることができます。
アロマディフューザーを使う
お部屋でアロマを楽しむ場合には、アロマディフューザーを使うことがおすすめです。その日の気分や体の状態に合わせてアロマを使い分ければ、心も体もすっきりとすごすことができます。
お風呂で使う
お風呂に入る際に使うのもおすすめです。湯船に数滴たらしておくと、浴室内にアロマの香りがただよってとても心地よい空間になります。疲れを癒す入浴タイムがさらにリラックスできるひとときになりますよ。
まとめ
アロマは、介護で疲れた体や心を癒してくれるとても心強い味方です。最近では、介護の仕事にアロマを取り入れる取り組みも注目されており、介護アロマアドバイザーという資格もあるようです。アロマをうまく活用することで、疲れを次の日に持ち越すことなく、介護士の仕事をもっと楽しむことができるはずです。