認知症の予防
2017年04月04日
ゲームをして認知症を予防しよう!クイズやアプリなど脳トレーニングにおすすめのゲーム
認知症を発症することで本人ばかりでなく周りの人の生活まで一変させてしまうケースはけして誰にとっても他人事ではありません。でも、認知症のメカニズムやその原因と確固たる予防法がわかったわけではないにしても、ゲームや体操などを日々の生活の中に取り入れる事で認知症を発症させる時期を遅らせる可能性があると言われています。生活習慣に気を配ることに加え、認知症になる事で低下しやすい能力を簡単なゲームなどによって鍛える事のもたらす効果が注目されています。
目次
ゲームすることが認知症予防につながる?
ゲームばかりしていると馬鹿になる!かつて子どもに向かってこんなふうに叱ったことは多くの親が経験している事でしょう。その為かゲームと言うものにあまり良い印象を持たない人は少なくありません。でも、ゲームと言うのは本来楽しみながら脳を活性化させる効果があり、まさしく認知症の予防にはうってつけだと言う考え方をすることもできます。ゲームに対する偏見を捨て、まだやったことのないものに挑戦することこそ脳に理想的な刺激を与える事に繋がります。
どんなことにも言えるのですが、しなければならない事ややらされている事と言うのは誰にとっても楽しいものではありません。認知症予防のためとはいえ、まったく興味も持てない事をひたすら義務的にさせられているのでは、かえってストレスになってしまうかもしれません。でも、子供と同じように年齢を重ねた人でも新しいことに興味を示す人は脳も心も若々しい人が多いと言われています。せっかくならば健康な体と脳を楽しくゲームしながら鍛える事で、いつまでも元気で生活の質を保てるようにしたいものです。
頭と体を動かすゲームはとくにおすすめ
認知症予防体操と言うとなんだかちょっと抵抗があるかもしれませんが、体を程よく動かすことは脳に刺激を与えるためにもお勧めだと言われています。体の各部をバランスよくくまなく動かせるラジオ体操は、かつてはどこでも行われていた時代がありましたが、昨今はなかなかそんな機会も減っているのかもしれません。毎日決まった時間にラジオから流れる音楽に合わせて体操をするラジオ体操は、自分の生活サイクルの中に組み込みやすく簡単にできるのでとてもお勧めです。
近所のウォーキングも体に負担をかけない程度であればとても心地よいものですが、これらの軽めの運動をするときに、例えばしりとりや簡単計算などをしながら行うとさらに効果がアップすると言われています。頭と体を同時に使う事で脳にとても良い刺激を与える事に繋がります。同じようにボウリングや卓球なども体だけでなく脳を活用するスポーツとしてお勧めです。
若者だけのものじゃない!認知症予防にも積極的に使いたいipad
パソコンはキーボードの操作も面倒でちょっと使うのが億劫だと感じる高齢者もいるかもしれません。そんな時にパソコンよりも操作が易しく使いやすいipadは実は高齢者にこそお勧めで、実際に高齢者のユーザーも増えていると言われています。キーボート操作は慣れるのに時間もかかるし、キーを探すのが面倒だと言う人でも、感覚的に使えるipadは指を動かすことそのものが脳の活性化につながるとして認知症予防にも注目されているツールの一つです。
脳を活性化させることに注目したipad用のアプリも開発され、シンプルで分かりやすい操作でありながら脳トレーニングには効果の期待できる認知症予防ゲームアプリもあります。ゲームと言うと子供がするもので何となく体に悪いものと言うイメージを持つ高齢者は少なくないかもしれません。でも、ipadのように操作性もよく、シンプルで使いやすいツールを、高齢者が活用しない手はありません。
計算で脳を鍛えるものやじゃんけん、なぞなぞなど、シンプルで分かりやすく、実際にゲームをすることで脳年齢を計測できるなど、ゲームを続けるためのモチベーションを保つための工夫も満載で、楽しみながら続けられるのが魅力です。もちろんゲームだけでなく本来の使い方である情報収集やブログの執筆などを行う事も、自分から何かに興味を持つきっかけとなり確実に脳に良い刺激を与えてくれることでしょう。ただし、あまりにも長時間ipadの画面を見続けるのは目にも負担がかかってしまうことも考えられるので、あくまでもほどほどに…がおすすめです。
図形パズルやジグソーパズル、クイズは絶好の頭の体操
脳トレと言うと真っ先に頭に浮かぶのがクロスワードなどのクイズだと言う人は多いようです。新聞や雑誌に掲載されているクロスワードにトライするのも良いし、クロスワード専門の雑誌などを活用するのも合理的です。クイズもとても絶好の頭の体操になるもので、テレビのクイズ番組を漠然と見るのではなく、自分も一緒に解いてみると楽しく頭の体操に繋がります。
さらに図形パズルのようなものは何通りにも答えがあるものの方がより刺激があって楽しみながら脳を鍛える事が出来ます。そしてジグソーパズルは集中して作業することが手先にも脳にもよい刺激になることに加え、出来上がった時の達成感を味わえるのが最大の魅力です。最初のうちはピースのそれほど多くないものから初めて、だんだん難易度の高いものにしてゆくことで自分自身の成長も実感できることがより楽しさを感じさせてくれることに繋がります。
問題集を使って計算することの効果
書店に出向けば今や認知症予防に関する問題集などを専門に取り扱うコーナーがあるほど、多くの人が自分自身の健康な脳や体作りに興味を抱く時代になっています。認知症予防教室のようなものも盛んに開催されるようになっていますが、なかなかそうしたイベントに足を運ぶのは面倒に感じてしまう人も確かにいます。そんな時には市販の問題集を使って毎日少しずつ解いてみると言うのもおすすめです。
特に昨今注目を浴びた計算問題などの問題集も数多く市販されているし、ウェブ上にも認知症予防の問題集などを提供しているサイトもあります。人それぞれ性格も考え方も違うものなので、大勢でワイワイと集まって過ごすことにちょっと苦手意識を持つ人なら、自分のペースでできる問題集を活用するのが向いているのかもしれません。でも、認知症予防のためにはそれだけでなく、閉じこもりがちにならないよう外に目を向ける事も大切ですね。
囲碁やマージャンで趣味を生かしていつまでも若々しく
庭先でお年寄り同士が囲碁や将棋などを指している姿がよくドラマなどにも登場します。お年寄りの暇つぶしと言うイメージですが、実は囲碁や将棋などは頭も使うし知らず知らずのうちに認知症予防対策に繋がっているものです。また、麻雀と言うと賭け事で何となくあまり良くないイメージを持ってしまう人もいるのですが、頭も手も使うので脳を活性化するためにはとても理想的なゲームだと言われています。
全国各地のカルチャーセンターでも高齢者を対象としたマージャン教室が開催されることからもわかるように、麻雀はむしろ健康的で高齢者の脳の活性にはうってつけのゲームです。また、家に閉じこもりがちになってしまうと認知症の進行は急激に早まると言われています。麻雀教室などに出かけてゆくことで、1ゲームあたりおよそ1時間のあいだ4人一組で同じ人と時間を過ごすことから、自然と会話の機会も増え仲間が増えてゆくことにもつながります。近年は女性向けのマージャン教室もあるので、女性だけで心置きなくゲームやおしゃべりに花を咲かせるなど、楽しみながら脳の活性化を実現できます。