認知症の予防
2016年11月11日
認知症予防の本を選ぶなら!読書はもちろんドリルや塗り絵、音読などの効果も知っておこう
自宅でも、ちょっとした心がけで認知症予防は可能です。本を読みましょう!せっかく本を読むなら、是非声に出して音読しましょう。他にも、塗り絵やドリルなどもお勧めです。長く続けるコツは、無理やり続けるのではなく楽しみながらやることです。
読書は効果的!声に出して読めば更に良し!
認知症を予防する為に、日頃から色々工夫したり努力している方も多いのではないでしょうか?認知症を遠ざけることを目的に読書をしている方もいるでしょう。文字を読むということは、確かに脳機能を良くしてくれます。また、目読(文字を見ながら意味を理解していく読み方)や、黙読(言葉を頭の中で一つずつ音声化して理解していく読み方)も良いのですが、音読(声に出す読み方)の方が更に効果的だと言われています。「見る」、「話す」、「聞く」を一緒に行うことで、脳を活性化させることができます。集中力や記憶力を養い、創造力もアップ。もちろん、読書は理解力も高めてくれます。
読むものは、必ず本でなければいけないということではありません。ネットニュースでも新聞でも良いですから、声に出して読むようにしてみてください。10分でも良いですから、それを毎日続けるようにしてみましょう。
また、本を読むことで様々な知識を得ることもできます。良質の小説を読み、その世界にどっぷりと浸かって疑似体験。ハラハラドキドキやワクワク、感動などが脳へ良い刺激となってくれることでしょう。
脳ドリルの効果
多くの高齢者の脳を若返らせている脳ドリル。家族みんなで楽しむつもりで続けていくのも良いでしょう。私たちの頭の中には、取り入れた情報をまとめて一定の間保管しておくスペースがあります。そして、今度は必要に応じてこれを取り出したり処分したりしています。ところが、認知症になるとこの機能が低くなってしまいます。脳ドリルを利用するメリットは、この脳の機能を上げることができること。脳の機能を少しでも上げることができれば、それだけ認知症の改善を期待できることになります。
脳の活性化を謳ったドリルも販売されていますので、こういったものを利用してみるのも良いでしょう。また、普段から書いたり計算したりしながら脳に刺激を与えることも良いことです。
塗り絵の効果
「塗り絵」と聞くと、何だか子供のもののようにイメージしてしまうかもしれませんが、大人用に作成されている塗り絵もありこちらも認知症予防にお勧めです。子供用と大人用の塗り絵の違いとは、大人用は細い線で描かれており、絵も子供用のものよりも複雑であることです。塗り絵のメリットは多く、認知症予防に良いとされる要素も少なくありません。メリットの一つは、指先を使ってできることが挙げられます。線からはみ出さないように、注意しながら進めるといったことも、いわばトレーニング。他にも、考えながら色を選び進めることができますから、前頭葉の働きアップにもつながります。集中力や記憶力が上がりますし、美しい色や絵に触れることができるので癒し効果も期待できます。
塗り絵を経験したことがある方なら分かると思いますが、実は実際にやってみると想像以上に頭を使い仕上げていくことになります。構図を把握して出来上がった時のイメージを膨らませ、色を選択して行く作業。実際に綺麗に塗り上げて行く作業も、案外頭を使うものです。塗り絵を認知症の予防や認知症の進行を抑える為に取り入れるなら、できるだけ毎日続けるようにするのがお勧めです。
既に認知症が始まっている場合は、線が細い大人用の塗り絵では難しすぎる場合もあります。この場合は、もちろん子供用のものでも良いリハビリになりますので、是非試してみてください。