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認知症の基礎知識

2017年06月20日

認知症対応型通所介護ってどんなもの?普通のデイサービスとの違いやサービスとは

車椅子の男性と介護士

高齢者が住み慣れた地域に居住しながら介護サービスを受けられるのがデイサービスで、現在利用者が急増し、高い人気があります。けれども要介護度が重度になると利用を断られたり、認知症の症状が重症化した人はデイサービスでの受け入れがなかなか難しくなりがちです。けれど、そんな重度の認知症のためデイサービスで認知症のケアに特化したサービスを受けられるのが認知症対応型通所介護、つまり認知症の人を対象としたデイサービスです。

認知症対応型通所介護の特徴

認知症対応型通所介護とはサービスを利用する人が認知症に特化した専門的なケアをきちんと受けられる場所です。一般のデイサービスの中で認知症の症状の進んだ人だけに手厚く介護をすることは人数的にも難しいのですが、認知症対応型通所介護は認知症の利用者のための支援を行うサービスなので、例えば大人数の利用者を抱えるデイサービスでは対応が難しいような利用者個人のペースに合わせた見守りなどのサービスを受けられ、認知症の人に対する介護サービスの質が高く、利用者本人や家族が感じる満足度が大きいのが特徴であり魅力です。

運営母体によって異なる認知症対応型通所介護のタイプ

認知症対応型通所介護はその運営母体によってタイプが異なります。介護事業者が単独で運営するのが単独型、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設の中の一部を利用するのが併設型、そして認知症グループホームなどの施設内の共有スペースを活用し、施設利用者と共に介護サービスを受けるのが供用型と呼ばれ、運営母体の違いによりこれらの3種類に分類されます。

そして通常のデイサービスとの違いの一つに利用料金があります。認知症対応型通所介護では認知症に特化した手厚いサービスを受けられる分、通常のデイサービスよりも利用料金が高めに設定されているのが一般的です。利用時間の長さによって金額も異なり、利用時間が長くなるほど金額もその分高額になります。経営母体によって異なる3種類のタイプの中でも最も料金が高いのが単独型で、その次が併設型、最も安いのが供用型となっています。

認知症対応型通所介護とデイサービスの違い

通常のデイサービスとの最大の違いは要介護認定を受けたことに加え認知症と診断された人が利用できるサービスだと言う点です。そして一般のデイサービスとは異なり利用者の定員が12名以下と定められているため、よりきめの細かなサービスを受ける事が出来ます。

さらに対応にあたるスタッフは認知症の高齢者のケア経験した熟練スタッフが対応にあたるため、認知症に対して深い理解を示してもらう事が出来ます。認知症を理解すると言うのは知識を習得している事だけでなく、多くの認知症の人と接してきた経験や、認知症の人特有の症状などに粘り強く対応できる忍耐強さなどが求められ、こうした経験豊富な職員の活躍によって認知症対応型通所介護事業所は成り立っていることは間違いありません。

通常のデイサービスよりも利用者の人数が少なく家族的な雰囲気がある事から、大人数の中ではなかなかなじめないと言う人でも、例えばレクリエーションなどに参加しやすい環境が整っていることも認知症対応型通所介護の特徴です。高齢化が進んでデイサービスも様々なニーズに対応できるような多様性が求められる時代になり、利用者や家族が安心して過ごすことのできる場所を見つけやすくなっています。

ただし認知症対応型通所介護は地域密着型サービスの一つであり、特例はありますが原則として居住地の市区町村の事業所しか利用できないため、認知症対応型通所介護事業所の数が少ない地域の場合、サービスの利用が希望通りに受けられないなどの問題点も指摘されています。