介護の転職
2016年08月13日
介護士の転職は職務経歴書でアピール!書き方のコツや例をご紹介
介護職の転職の際に、重要なポイントとなってくるのが、職務経歴書です。職務経歴書には、これまでの職歴・業務の詳細・所有資格・自己PR・志望動機などを記入します。この内容をみて、応募者がどのような経験があってどのような考えを持っているのか、また今後のビジョンについても確認するのです。そのため、採用の合否の重要な判断材料となります。そこで、介護職に就職する際の職務経歴書の作成のポイントについて、ご紹介します。
書き方のポイントをチェック
職務経歴書は、店舗で販売している用紙に手書きで記入する方法と、パソコンで自分で作成する方法があります。どちらも記入する内容は変わらないので、自身が作りやすい方法を選びましょう。
職務経歴
職務経歴の欄には、時系列ごとにこれまで勤めた職場について記入します。入社年月は、和暦で統一し、勤務先の名称は省略せず正式名称を記入しましょう。その後勤務先での業種・役職を記入します。以上の大まかな概要を記入したら、その次はその職場で行った職務の詳細を記入します。その職場はどのような規模で、自身がどんな活躍をしたのか・どんなことに力を入れていたのかなど、自分の経験を詳しく記入します。
このとき、「たくさん」「色々な」などの曖昧な表現ではなく、具体的に数字を出したり名称を出したりすることで、どのような活躍をしたのかが伝わりやすくなります。
例えば、「◯人収容の施設で、介護士として働いていました。◯人の利用者様に対応してきました。」や「食事介助・入浴介助・外出介助・排泄介助などの代表的な介護業務だけでなく、認知症ケアやレクリエーションの企画なども行っていました」など、具体的に表現することが望ましいと言えます。
保有資格
保有資格の欄には、介護に関係のある資格はすべて記入した方が良いでしょう。
- 介護福祉士
- 社会福祉士
- ケアマネージャー
- 介護職員初任者研修
- ヘルパー1級・2級
- 実務者研修
- 介護職員基礎研修
以上の資格は、介護に直接的に役立つため、所有しているときには必ず記入しましょう。
- ガイドヘルパー
- 認知症ケア専門士
- 介護食士
- 介護予防運動指導員
- 高齢者コミュニケーター
- 福祉用具専門相談員
- 介護事務
以上の資格については、職務に活かすことができる可能性がある場合には記入すると有利です。また、運転免許や教諭免許なども役立つ可能性があるため、所有している場合には記入しておくと良いでしょう。
自己PRや志望動機
自己PRの欄には、自身のこれまでの経験に基づいて、職場でどのような活躍が出来るのかを記入します。自分のスキルや知識を証明するためにも、詳しく記入することが望ましいです。これまで受けた研修での実績や、プロジェクト参加経験を記入すると、より採用担当者の印象に残ります。
また、職場以外でのボランティア活動などについてと、アピールになる可能性があります。ボランティア活動は、自身の志の高さや行動力を証明する武器になります。自己PRと絡めながら、志望動機を伝えていくと、説得力のある職務経歴書になります。
魅力のある職務経歴書を作るために
介護職の職務経歴書は、職務の詳細やスキル・知識も重要ですが、それだけでは十分ではありません。介護職は、人と密に接する職業であるため、コミュニケーション能力が求められます。これまでの経験を交えながら、利用者とどのような関わり合いをしてどのように信頼関係を築いていったのかも記入すると良いでしょう。
また、介護の現場ではその場の状況に合わせて判断し、臨機応変に対応していく必要があるため、ボランティア活動や研修などに積極的に参加し、たくさんの経験を積んでいったことをアピールすると、柔軟性や積極性を認めてもらえるかもしれません。