介護の転職
2016年02月03日
介護の仕事ってどう?介護職として働くメリットとデメリットについて
介護は究極のサービス業!?
あなたは、介護職と聞くとどういうイメージを持つでしょうか?多くの人はこんなイメージを持っているのではないでしょうか?
- キツイ
- 汚い
- 給料安い
- 夜勤がつきもの
- 認知症患者の相手は辛抱が必要
そう、全て当てはまります。といっても、介護職の働く場はいろいろ。中には夜勤のない職場もありますし、身体的には疲労度の低い職場もあります。
ただ、どんなところにも言えることは、介護は「究極のサービス業」であるということ。介護といっても、人の命に関わることもありますから、責任は重い。それでいて、キレイな机上の仕事ばかりではありません。むしろ、身体介護といった汚れ仕事こそ看護師ではなく、介護士に回ってきます。更に、患者さんや利用者さんは、威張ったり、ワガママだったりします。
これらに耐えて働く介護職は、資格は持っていなくても、本当に「究極のサービス業」と言えるのではないでしょうか?飲食店の店員は、汚れ仕事はそうそうありません。直接命に関わるようなこともありません。高齢者ばかりの相手ではありません。そして、クレーマーはどの業種にもいます。
介護って、一言では言い表せないくらいに大変な仕事です。だからこそ、やりがいもあるし、終わりのない世界です。これからの時代、介護職が余るなんてことはまずありません。それだけ社会に必要とされる仕事なんですよね、介護って。
介護職最大のメリットは?
過酷な労働環境・労働内容である介護のできる人は、どんな職でも潰しが利きます。これが、介護職最大のメリットなのです。仮にあなたが、介護は介護でも別の医療機関に転職したとしましょう。その時、前職の経験は確実に活きてきます。経験というのは、時間と場数をこなさなければ得られません。介護に必要な視点やコミュニケーションスキル、身体介護のスキルは共通。その施設・部署ごとのとりきめがあるにせよ、基本は同じ。
一方で、どんなにお局様であろうと、事務職の人は違う会社に転職したら、どうなるでしょう?・・・そう、「ただ年を重ねた新人」となってしまいかねません。事務職というのはあまりにも範囲が広すぎて、同じ仕事だけを選び続けることは難しいのです。
介護の道は、職場の人間関係に悩んだり、雇用条件が悪かったり・・・仮に退職したとしても、別の場所で介護職に就くことができます。全くの新人ではなくして。団塊世代ももうじき70歳、これからはより一層介護士の必要となる時代が来ます。そういう意味でも、介護士が職に困るということはありませんね。
それに、介護がつとまる人ならば、別の職種にうつったとしてもやっていけるでしょう。だって、介護は究極のサービス業ですから。飲食店だって、スーパーだって、介護の経験があれば、乗り越えられるはず。介護で培った観察力・コミュニケーション力・状況判断力も、きっと活かせるはずです。
介護職のデメリットは、職業病
どんな仕事でも潰しが利くのが、介護職のメリットだとすると、デメリットは何でしょう?それはズバリ、腰痛です。介護職には下記のような業務がついてくることがほとんどです。
- トイレ介助
- 車椅子移乗
- お風呂介助
- 体位交換
- オムツ交換
- 掃除、ゴミ捨て
これらの業務に従事する中で、介護士は少しずつ身体を傷めていきます。中でも腰痛が一番ひどく、コルセットを着用しながら勤務している人は、本当に多いのです。腰は字のごとく、「身体の要」です。たかが腰痛と放置しておくと、自分の身体を支えること、つまり日常生活にまで支障をきたします。そして重度の腰痛になってしまうと、今度はどんな職にも潰しが利かなくなってしまうのです。
365日、24時間体制
腰痛ほどではありませんが、介護職を選んだ際のデメリットとして、365日24時間体制の職であることも挙げられるでしょう。土日祝日だけでなく、年末年始・お盆も関係なく、介護は必要とされます。独身の間はそれで困ることはないかもしれませんが、結婚して子供ができて・・・となると、パートナーの協力が必須です。
参考:土日休みにしやすい介護の求人ってある?転職先を休日で選ぶ方法
契約上パートになるなどすれば、子供がある程度の年齢になるまでは、休日と夜間の勤務はしのぐことができますから、これは「ちょっと覚悟しておいた方がいいですよ」というくらいでしょうか。あなたは今、介護職に就こうと思っているでしょうか?それとも、介護職を辞めたいと思っているでしょうか?いずれにせよ、介護は素晴らしい職業ですが、それぞれのメリットとデメリットをよくよく考えて欲しいと思います。