介護の悩み
2016年10月14日
結婚できないってホント?気になる理由や介護士の出会い・結婚事情に迫る
日本に限らず先進国では非婚化や晩婚化が進んでいるといわれています。
結婚することが最終的な目的だったというか、そのように社会全体から仕向けられていたような時代に疑問を感じ、結婚しないことによって特に社会的にも大きなリスクを負うこともなくなり、結婚そのものに特に意味を見出せないという人が増えていることも非婚未婚の人の割合が増えている理由だといわれています。
そしてこれは介護職に限ったことではないのですが、介護職はその中にあっても特に結婚できにくいという意見があるようですが、実際のところはそんなことはないようです。
非婚化晩婚化が進んだ現代の結婚事情
日本を含め、先進国では非婚化や晩婚化が進んでいる国が多いといわれています。結婚してこそ一人前、結婚しないことがまるで悪いことのように考えられていた時代が過ぎ、結婚することも子供を持つことも個人の考え方によって選択することが許されるようになった現代、あえて結婚と言う形を望まない人々がいることもまた事実です。
特に条件のよい人と結婚することが女性にとって最高の幸せと決め付けられていた時代には、女性たちはそれこそ条件のよい結婚相手を射止めるためによい学校からよい会社に入り、理想の結婚相手を見つけて寿退社するのが最大の目標だといわれていました。でもそんな時代とは異なり、今は共働きのカップルも多く、結婚してからも働き続ける女性が増えています。
結婚相手に求めるもの
かつて女性側からの結婚相手に求める条件に高学歴、高身長、高収入が声高らかに言われていた時代がありました。もちろん今でもルックスがよく高収入の職業に付く男性を射止めれば、多くの女性からうらやましがられるかもしれません。
でも、結婚相手に求めるものは収入の高さだけではありません。特に女性が結婚相手に求めることの最大のポイントは安定だといわれています。
今の時代、人もうらやむ一流企業に勤めていても突然職を失うことは全くないわけではありません。そんな中にあって介護職の人が結婚できないなどとまことしやかにささやかれるのは介護の仕事が他より離職率が高く、収入の面でもたとえば銀行に勤務する人などと比較するとはるかに低いことだけがクローズアップされるからだと考えられます。
介護職だから結婚できない訳ではない
介護職全体を考えると離職率が他の職種よりも高いために安定していないという印象を受けてしまいがちですが、介護職は需要も多く、けして安定していない仕事というわけではありません。
確かに一流企業に勤務する人と比較すれば給料面での待遇はけしてよくはないとしても、介護職ならではのやりがいや仕事に対する喜びもあります。
また、給料が安いという悩みを抱えるなら、少しでも収入の高いよい条件で働くことが出来るように、資格を取得してスキルアップを目指せば、より条件のよい職場への転職も可能になることでしょう。
介護職だから特に結婚できないといったことは明らかに間違いです。職場が出会いの場ということはどんな仕事でもあることで、真剣に仕事をしている姿に魅力を感じて結婚することになったというのは、ごく自然な出会いでもあります。
介護の職場でも同じ介護職同士の結婚と言うのは少なくありません。もちろん結婚して子供を授かり、生活していくためには全くお金の心配をせずに結婚に踏み切るのは無謀なことで、ある程度の収入を確保することが必要です。介護の仕事に誇りを持って、少しでも給料面などの条件を上げられるように努力する姿にこそ魅力を感じるという人は必ずいることでしょう。
いくら人のうらやむような仕事についていても、仕事にやる気もおきず、いやいや働いていつリストラされるかわからないような人よりも、体力的にもハードだけれど介護職にやりがいを感じ、スキルアップを目指しながら働いている人のほうが何倍も結婚相手としても魅力的かもしれません。