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介護の悩み

2016年10月06日

悩みやすい後輩介護士の指導のコツ!新人との人間関係にストレスを溜めないために

後輩介護士の指導

介護士としてある程度の勤続年数に達すると、後輩介護士の指導を任されることも多いかと思います。その際は、お互いに信頼関係を築き上げ、いずれは立派な介護士として巣立ってほしい、と願わずにはいられませんよね。

今回は、先輩介護士としてどのような指導を行うか、そしてどのようにして良い関係をつくり上げていくかをテーマに、お届けしたいと思います。

関連:介護士の離職理由1位は人間関係!?職場の人とうまくやるコツ

高い離職率には人間関係の悪化も

介護職は以前より、相変わらず離職率の高い仕事として数えられています。その原因の一つに「職場内での人間関係」があり、残念なことに、先輩・後輩間のトラブルの報告も後を絶たないのです。

しかし、せっかく同じ職場の仲間となったのですから、共に働き続け、これからも助け合っていきたいと思いたいですよね。先輩として堂々と落ち着きある指導を心がけ、後輩とのトラブルを未然に防いでいくことが、理想の形といえるでしょう。

指導マニュアルがあるとよい

ご自身の勤める施設には、新人指導に向けたマニュアルはありますか?

新人介護士には、年齢・性別共にさまざまなタイプがあり、また性格なども十人十色です。そのため指導方法も、それぞれ適した方法というものがあるかと考えます。

しかし、ある一定の指導方法にて統一することにより、どの先輩介護士が指導しても矛盾が生まれず、後輩介護士の混乱を防ぐ、という効果が期待できます。

まだ指導マニュアルが存在しない、という施設でしたら、トラブルを少しでも避けるためにも、マニュアル作成に取り組むよう働きかけていくことをおすすめします。

ここをポイントに指導しよう

細かいポイントは多数ありますが、後輩介護士の今後のためにも、この点に気を付けて指導を行いましょう。

挨拶や感じ良い対応を心がけてもらう

利用者や同僚には、挨拶や感じ良い対応が基本です。若い年代のみならず、年配の後輩に関しても指導していきましょう。

「利用者の命を預かっている」という自覚を持ってもらう

介護は、食事介助や入浴介助など、生活動作に大きく関わってくる仕事です。原則、医師や看護師のような医療行為は行うことがないため、「どこが命に関わるの?」と思われがちですが、適切な介護がされなければ、最悪の場合、利用者の命の危険も考えられるということを知っておいてもらう必要があります。少しの油断で、重大な事故につながることもある、ということを自覚してもらうことが大切です。

介護しすぎないことも指導

「とにかく、どんなことにも気を配り介護しよう!」という後輩の熱意は良いのですが、利用者の自立心を妨げる介護となると、かえって逆効果です。

可能な動作まで手助けしてしまうことにより、ADL(日常生活動作)の低下を招いてしまう可能性がありますので、ある程度ここまで出来る、という利用者には、バランスを保った状態での介助が非常に重要ということを知ってもらいましょう。

その為には一日も早く、利用者一人一人の心身の状態を把握してもらうことが大切です。

年上の後輩介護士の指導について

先述にもあるように、後輩介護士といっても、年齢・性別はさまざまです。その中でも、特に自身より年上の介護士には、注意を払った指導を心がけましょう。

人生経験を積んだ方というのは、少々頑固なところがあります。凝り固まった概念を覆すことはなかなか難しいところがありますので、柔軟な対応が大切です。

また、既に介護職の経験がある後輩介護士の場合、「前の職場ではこのようにしていたから、その指導は違う!」などと訴える方もいるかもしれません。そのようなケースでも、毅然とした対応を心がけていきましょう。

モンスター上司(先輩)にならないで!

些細なミスで過剰に叱る、利用者や他のスタッフの目の前で怒る、「介護士に向いていない」などの暴言を吐くことは、絶対にあってはなりません。このようなことが続けば、後輩は徐々にやる気を失い、いつまでも一人前とならないでしょう。

ストレス解消の手段として、後輩を責め立ててはいませんか?今一度自身と向き合ってみましょう。

話題の新人指導法「プリセプターシップ」とは

「プリセプターシップ」という取り組みをご存知でしょうか。

担当の先輩介護士(プリセプター)が、一人の新人介護士(プリセプティ)に、一定期間マンツーマンで指導していくことをいい、細やかな指導をすることができると評判となっています。

ベテランではなく、勤続3~4年ほどのスタッフが指導を担当することで、新人は悩みなどを相談しやすく、また指導者自身も共に成長することができるという点が特長です。

もし後輩介護士の指導や育成に悩んでいる施設がありましたら、このプリセプターシップの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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