介護の悩み
2016年07月20日
こんな介護施設は辞めた方がいい?転職を考えたい職場の特徴をチェック
介護士は、離職率の高い職業のひとつです。肉体的にも、精神的にも負担が大きく、責任も伴う仕事であるため、その大変さから離職を考える人も多いようです。現在転職をしようかどうか迷っているが、なかなかふんぎりがつかない人も多いと思います。そこで、今回は転職を考えたくなる施設の特徴について、ご紹介していきます。
目次
- 1
こんな職場は要注意
- 1.1 施設の経営者が介護職のことをわかっていない
- 1.2 違法な医療行為をさせる
- 1.3 他職種との連携がとれていない
- 1.4 サービス残業が当たり前
- 1.5 退勤後にも業務連絡などが入る
- 1.6 セクハラやパワハラのある環境
- 2 まとめ
こんな職場は要注意
介護の仕事は、さまざまな面で負担の大きな仕事ですが、それ以外にも問題を抱えている施設があります。以下のような問題は、転職を考える理由の大きな要因になっています。
施設の経営者が介護職のことをわかっていない
介護施設を経営している会社が、介護職に理解のある職場かどうかは、働きやすさにかなり影響します。施設を経営している大元の会社は、介護だけでなく様々な職種に携わっていることもあります。その場合、実際に介護をする現場である施設の内情をよくわかっていない可能性があります。現場ではどのような難しさがあるのか・介護士にとってどのような職場が働きやすいのかなどがわからない経営者の施設だと、さまざまな不満やトラブルが起こってしまうことも多くなるのです。
違法な医療行為をさせる
介護士ができる医療行為は、限られているため、医療行為を必要とする場合には、看護師や医師による対応が必要になってきます。しかし、中には費用を削減したり時間を短縮したりするために、介護士に医療行為をさせる悪徳な施設もあります。そのような施設の場合、何か問題が起こってしまう可能性があるため、転職を考えてみましょう。
他職種との連携がとれていない
介護の仕事は、医師や看護師など、さまざまな職種の人とのかかわりを持ちます。そのかかわりがうまくいっていない施設は要注意です。他職種との信頼関係ができていない施設の場合、必要な連携をとれず働きにくかったりトラブルの原因になったりすることがあります。
サービス残業が当たり前
施設の中には、サービス残業が当たり前になっている職場も少なくありません。たまにやむなくサービス残業になってしまう分には大きな問題にはなりませんが、毎日のようにサービス残業をしているような職場は、そのほかの労働環境も整っていない恐れがあるため、転職を考えてみても良いでしょう。
退勤後にも業務連絡などが入る
退勤後や、休日にも業務連絡が入ったり、対応を強要される職場も、注意が必要です。労働基準法において、勤務時間外に業務関連の連絡をすることは禁止されています。休日は仕事のことは忘れて、ゆったりと働くことができる職場を選ぶことをおすすめします。
セクハラやパワハラのある環境
職員の大きなストレスになるセクハラやパワハラが蔓延している職場は、一刻も早く転職をした方が良いでしょう。業務以外でこのようなトラブルがある職場では、心の病にかかってしまう可能性も否定できません。元気にイキイキと働くためにも、新たな職場を探してみましょう。
まとめ
介護士は、肉体的に負担の大きな職業ですが、介護士の退職理由の多くが肉体的な負担ではなく、人間関係や労働環境のトラブルとなっています。つまり、働く環境は、仕事を続けていく上でとても重要になってくるということです。
肉体的な負担が大きいからこそ、一緒に働くスタッフや上長との関係や、働きやすい体制が整っていることがとても大切になってきます。ハードな業務が続いていても、同僚や上長との関係が良好で、働きやすい環境が整っている職場であれば、頑張ることができるものです。介護士として頑張っていくためにも、現在の施設に上記のような問題を抱えている場合には、労働環境が整っている施設への転職を考えてみることをおすすめします。