介護の悩み
2016年05月09日
介護士向きの性格ってあるの?介護職に向いている人の適性とは
さまざまな職業には、それぞれの適正な性格があります。たとえば、人のために働くことをやりがいと感じる人がいれば、逆に人のために働くことに意義を感じない・自分が好きなことをしたいと思っている人もいます。介護の世界においても、向き・不向きがあります。そこで、介護士に向いている性格・体質などについて、ご紹介します。
目次
介護士に向いている人の性格・適性
介護士として働くのに向いている人・向いていない人がいます。介護士に憧れている人は、以下のポイントについて自分の性格を当てはめて考えてみましょう。
相手の立場に立って考えることができる
介護士は、施設を利用している高齢者のために働く仕事です。そのため、利用者の立場に立って様々なことを判断していく機会がとても多いのが特徴です。より良い働きをするために、利用者が何を求め何を考えているのかを見極めることができることが重要であるといえます。普段から周囲の人の目線にたって物事を考えることができる人は、介護士として活躍することができるでしょう。
人に接するのが好き
介護士は、利用者はもちろんスタッフ同士のコミュニケーションがとても重要です。介護士は、単に物理的な生活の介助をするだけでなく、介護施設を利用している高齢者とコミュニケーションをとることで、利用者の心のケアをすることも必要になってきます。また、スタッフ同士でコミュニケーションをとることで連携を図り、業務がスムーズに進むようにすることも必要になってきます。人と接することが好きな人は、コミュニケーション能力が高い人が多いので、より介護士として活躍することができます。
冷静に判断することができる
介護士は、日常の業務をしっかりとこなせるだけでは十分ではありません。介護の仕事をしていると、利用者の突然の体調不良など、思わぬトラブルが突発的におこることが多々あります。そんなときでも、冷静にやるべきことを判断する必要があります。予想外のことがあったときでも、何が必要か、何をするべきかを判断して、ひるむことなく動くことができる人が、介護士として向いているといえます。
体力がある
介護士は、夜勤があったり重いものを持ったりと、ハードな肉体労働がつきものです。多少生活リズムが崩れても、健康な体を維持できる人や、普段から重労働に慣れている人は、介護士に最適といえます。また、人と接する仕事であるため、精神的な負担も大きい仕事であるといえます。辛いことがあってもへこたれない、強い精神力を持っている必要もあります。心身ともに健全な状態で働くことこそが、より最善の利用者のサポートにつながります。
介護士を目指すときにしておくと良いことは?
介護士に向いてない性格だけど、介護士になりたい!そんなときには、上記のような介護士にぴったりの性格・体質に少しでも近づくために、日ごろから必要なことの習慣つけをしたり、訓練をしたりすると良いでしょう。たとえば、人とのコミュニケーションが苦手な人や、人の目線に立って物事を考えるのが苦手な人の場合、サークル活動やボランティア・バイトなどに参加していくことをおすすめします。
これらの活動を通して、人間関係を構築していく訓練をしていくと良いでしょう。また、介護士として強い体を作るために、不規則な生活をしている人は生活習慣を見直したり、筋肉をつけるトレーニングをしたりするのも大切です。生活を見直すだけで、体質を改善することも可能です。これらのように自分からチャレンジしたり、辛いことを習慣つけたりすることで、精神的にも強くなることができます。介護士を目指すなら、資格だけでなく、性格や生活習慣を介護士モードにする努力もしてみましょう。