介護の転職
2016年07月22日
離職率の高い介護施設を見極めるポイント!長く働ける職場に転職したい!
転職する側にとって、いかに長く働けるかがポイントですよね。介護業界はいつも慢性的な人手不足なので、いい転職先を見つけるのは難しいかもしれません。ですが、少なからず転職先で成功を収めている方もいます。面接を受ける前に見極めポイントなどをまとめてみました。
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目次
離職率が高い介護施設の特徴
離職率が高い施設には共通している特徴があります。では、いったいどんな特徴があるのでしょうか。
いつ見ても求人が出ている
転職する時にはサイトで仕事を見つける事が多いと思います。企業は採用された時のみ金額を支払えば、求人の掲載だけであれば何回でも無料で利用できるところが多いです。その為、転職先候補を検索エンジンで入力した際に複数のサイトで同じ会社名が出てきた場合は要注意です。新規採用者を見つけたいが為に必死ですし、絶えず求人が出ているという事は離職率も高いという事です。
開業してから間もない
新規事業として開業した介護施設は、少なからず仕事の指示系統が出来上がっていない事が多いです。手探りの状態で仕事を進める事が多く、管理職も新人をしっかり指導出来てる時間が取れない事が多いです。また、仕事の負担が一人一人多く膨大な量の仕事を振られる事もあるので、長年運営している施設を検討する方がオススメです。
求人要項に賞与や年間休日の記載がない
求人サイトなどで、給与・休日の欄をしっかりと確認しておきましょう。通常であれば、具体的な休日日数や賞与の掲載があるはずです。しかし、「詳しくは面談時に相談しましょう」などといったうやむやにする記載がある場合は、定期的な休日を取れなかったり、賞与が支給されても寸志の場合があるのでチェックする事がたいせつです。
介護施設の種類によっても離職率が違う
介護施設にも様々な種類がありますが、特に離職率が高いのが「有料老人ホーム」と「認知症のグループホーム」です。これは施設の規模が大きく、利用者の人数も多いので必然的に大量募集が行われます。その結果、管理職が一人一人のマネジメントが追いつかない事が多くなります。各々の仕事量を把握していないので、限度を超えた仕事を振られ、負担が大きくなり退職者が出る流れになるようです。
見極めのポイント
実際に入社する前にどのような事に気をつけたらいいのでしょうか。
面接を申し込む際の電話応対をチェックする
応募した後は採用担当者から面接の電話がくると思いますが、その際にどのような対応をするかしっかりチェックしましょう。横柄な態度は論外ですが、電話越しの喋るスピードが速かったり、電話の後ろで雑音が聞こえたりすると多忙である証拠です。入社後に雑な扱いを受けてしまうかもしれません。
挨拶や対応が無愛想
面接に進むと実際の職場へ足を運ぶ事が多いと思います。その際に、各スタッフの表情も確認しておきましょう。疲れているような素振りや素っ気ない態度で勤務している様であれば、職場自体の人間関係がギスギスしているかもしれません。
施設のトイレをチェックする
面接地に赴いた際に、その施設においてもっとも普段の状態が分かる場所があります。それがトイレです。トイレは介護施設ですと汚れやすい箇所です。そこを綺麗にしている施設は細かいところにも気を抜かず、スタッフが生き生きと働ける職場である事が多いです。逆にトイレから嫌な臭いがしたり、壁などが汚かったりすると仕事が適当に行われている証拠なので気をつけましょう。
入社を決める前に可能であれば職場見学を
転職回数が多くなればなるほど、やめ癖がついてしまい社会に復帰しにくくなります。しかし、ホームページや求人要項だけでは本当の職場の人間関係までは見抜けません。面接後でもいいので、職場見学を申し出るのがいいでしょう。大概の施設であれば時間をとって見せてくれると思います。その際に今回紹介したポイントをチェックすれば、いきなり入社するよりもギャップを低くする事が出来るのではないでしょうか。いい転職活動になる事をお祈りしています。