介護の悩み
2016年06月28日
新人介護士が職場に馴染むには?人間関係を円滑にするコツまとめ
どのような職場に就職しても、人間関係の悩みというものはつきものです。その中でも介護現場での人間関係は、なかなか特殊なケースとして挙げられることが多いようです。今回は、晴れて新人介護士となった方に知っておいていただきたい、職場での円滑な人間関係となるコツについてまとめました。
目次
- 1
介護現場の特徴
- 1.1 女性が多く、幅広い年齢層
- 1.2 リーダー介護士について
- 2
人間関係を円滑にするポイント
- 2.1 挨拶などを欠かさず、感じよく対応!
- 2.2 相槌を打とう
- 2.3 仕事を手伝ってみよう
- 2.4 積極的に働くのはいいけれど…
- 3
人間関係が解決できない場合
- 3.1 転職も一つの手段
- 3.2 転職する際のポイント
- 4 前向きに
介護現場の特徴
女性が多く、幅広い年齢層
介護現場での大きな特徴として、女性スタッフが多いことがいえます。そして若い年代はもちろん、50~60代の女性もバリバリと第一線で活躍し、幅広い年齢層となっている職場が多く見受けられます。その年代の女性は「おしゃべり好き」という傾向の方が多く、良い話題はもちろんですが、悪い噂話なども悪気なく話してしまう、という場合が多いようです。若い新人介護士などは、このような雰囲気に圧倒され、萎縮してしまう方も少なくないでしょう。
リーダー介護士について
迫力ある女性スタッフが多い現場であったとしても、主任などのリーダー介護士の存在は頼もしいですよね。リーダーの人間性についても、介護士として働く際には、考慮すべきことといえます。リーダー介護士の特徴としては、やはり女性が多く、責任感の強い方が多い傾向です。しかし、それゆえにプライドも高く、気の強い女性が就任しているケースも考えられます。そしてリーダーの年代もまた幅広く、比較的若い年代の方が、主任などを任されていることもあるようです。そのような場合に注意したいのが、他の女性スタッフとの関係性です。意見同士のぶつかり合いや、対立、またはいじめなども、最悪のケースとしてあるようです。
参考:チームをまとめる!介護職員のリーダーに求められるスキルや役割
人間関係を円滑にするポイント
挨拶などを欠かさず、感じよく対応!
介護士として働く際、利用者に優しく接する、というのは当然といえますが、一緒に働くスタッフにも同様の対応ができているでしょうか。挨拶をはじめ、スタッフ間のコミュニケーションでは、笑顔を心がけ、感じよく対応していくことが大切です。
相槌を打とう
相槌が打てる聞き上手は、誰からも好かれる傾向にあります。例えば他のスタッフが良くない噂話などを始めた時、自分はそう思わなくても、上手く相槌を打っておくことが無難といえます。間違っても「私はそう思いません!」などと反論してはいけません。
仕事を手伝ってみよう
「ちょっとこの人苦手だな…」というスタッフがいる場合でも、雰囲気よく働いていきたいものですよね。そのような時、そのスタッフの仕事を手伝ってみるのはいかがでしょうか?断られるかもしれませんが、それがきっかけで良い関係性がうまれ、一気に楽しい職場へと変化するかもしれません。
積極的に働くのはいいけれど…
細やかな配慮で積極的に働くことは、悪いことではありません。でも場合によっては、一部のスタッフから「あの子は出しゃばりすぎ」などと目を付けられる可能性も考えられます。率先して行うのはいい事ですが、予定外の業務などは、主任などのリーダーに確認してから行うとベターといえるでしょう。そして何より大事なのが、周りのスタッフへ報連相(報告・連絡・相談)を心がけることです。自分が今、どの業務を行っているのか、どの業務が終わったのか、などを的確に伝えていくことで、スタッフ間での円滑な連携を作り上げていくことができます。介護現場に限ったことではありませんが、働き方の姿勢についても、人間関係をスムーズにする手段の一つという事がいえますね。
人間関係が解決できない場合
転職も一つの手段
人間関係の改善に努めようとしても上手くいかない場合や、いじめなどが横行し、雰囲気の改善が見込めない場合は、転職も選択肢として考えていきましょう。特に、
- 自分が成長するにおいて妨げとなっている
- 精神的に辛い
というケースの時は、勇気を出して転職することをおすすめします。
転職する際のポイント
介護職での転職のメリットとして、他の職種と比べ求人が比較的多いということが挙げられます。しかし、「せっかく転職したのに、そこも雰囲気が悪くて…」という事がないよう、転職の際は、求人している職場がどのような状況か、リサーチしていくことが重要といえます。また介護業界には、入所、通所、訪問介護など、さまざまな形態の事業所が存在します。転職の際は、前回とは異なる形態の事業所にしてみるなど、自分に合った職場を見極めることもポイントとなります。
前向きに
努力次第で居心地のよい職場となれば、毎日楽しく、また自分自身も成長していくことができるでしょう。しかし、どんなに頑張っても雰囲気が改善しない場合は、転職も一つの方法です。誰にでも感じ良い対応、そして時には辞める勇気を持ち、どんなときも、前向きな気持ちで介護業務に臨んでいただけたら、と思います。