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介護の悩み

2016年03月03日

可能でしょうか?入浴や排せつの介護ケアは同性スタッフにお願いしたい

可能でしょうか?入浴や排せつの介護ケアは同性スタッフにお願いしたい

一番遠慮してしまうのが、排泄のケア

施設に入所したり、病院に入院すると困るのが排泄や入浴のケア。自分でできないからこそ、誰かに頼みたい。だけど、異性のスタッフに手伝ってもらうのは気が引ける・・・でも、トイレは待てません。男性は女性スタッフのケアを受けることに、あまり抵抗はありません。もともと看護師や介護士の世界は女性社会ですから、“そういうもの”と思っている節もあるでしょう。しかし、女性の場合は男性スタッフに頼むのはちょっと抵抗がある方も多いでしょう。そんなとき、入浴・排泄ケアは女性スタッフにお願いします、と言ってもいいものでしょうか?

理想としては、女性のケアには女性スタッフがつくことが望ましいです。まだまだ女性の方が看護師・介護士・看護助手は多いので、確率的には女性スタッフが利用者の元へ駆けつけることの方が多いでしょう。しかし、最近は男性の看護師も介護士も増えています。男性だってとても大切な人的資源なのです。そもそも、女性はどうしても家事・育児・介護と、仕事をセーブしなければならない状況にあります。バリバリ働くぞというワーキングママは、実家の両親や夫が全面的にサポートしてくれている家庭でないと大変でしょう。

土日祝日、年末年始・お盆と休みなしなのが、介護の現場。更に24時間体制での勤務は、やはり男性の方が働きやすいのが事実のため、男性でも介護士として働き、一家を支えている人も大勢います。そうなると、どうしても休日や夜は女性が働きにくい時間帯なので、男性スタッフの方が多くなります。施設や部署によってはいつも同じ男性が夜勤をやっているという、ほぼ「専属夜勤」の人がいることもよくある話。そうすれば、日勤帯はパートの女性看護師・介護士でまわすことができるからです。

あの人にお願いしたいと指名するの、アリ?

そういう訳で、男性も介護の現場の担い手になりつつある現代。これからはこの傾向も強くなるでしょう。サラリーマンをするよりも、介護の現場で夜勤をこなすほうが給料が高くなることもありますし、超高齢社会に突入した日本で、職にあぶれることはありません。

では、もし排泄ケアや入浴ケアに男性がつくとなったら、どうしますか?現場からすると、何かしらをする際に指名されると、業務がうまくまわらなくなる可能性があるので、できれば控えてもらいたいもの。仮に男性2人・女性1人で夜勤をやっていたとしましょう。あなたが毎回トイレのたびに「女性にお願いします」というと、1人しかいません。仮に他の男性スタッフの手が空いていたといしても、この女性スタッフだけがあなたの対応をしようとすると、どうしても仕事量に差が出てきてしまいます。

それに、コールしてもなかなか来てもらえなくなってしまう可能性もあります。「どうせトイレでしょ、あの人はオレじゃだめなんだよ。」と、なかなか対応してもらえなくなってしまうでしょう。看護・介護職のスタッフだって人間ですから、嫌がられているのがわかって訪室するのは、気が向きません。また、本当に女性なら心配りができるかというと、そうでもありません。異性ということに目をつぶれば、細かい気づかいのできる男性の方が上手にケアしてもらえることもあります。

最初が肝心!希望を伝えてみよう

どうしても異性のスタッフに身体介護をしてもらうのを親が気にしていて、施設を嫌がるという場合には、極力入浴介助などの限られたことは、家族から事前に女性スタッフにお願いしてみるのもいいと思います。

そして、やはり勤務のローテーションや業務量のことも考え、夜間だけは男性スタッフのケアを受け入れるなど、お互いの妥協点を探してみるのがよいでしょう。施設もマンパワーの不足しているところが多いですし、あなた(と家族)だけが好き放題注文をつけるわけにもいきませんから。

一番してはいけないのは排泄ケアを頼むのを遠慮して無理に一人で移動しようとしたり、女性スタッフが近くに来るまで我慢すること。排尿回数を減らそうと、水分摂取を控えるなんてこともよくありますが、絶対にしてはいけません。これは怪我のもとだけでなく、尿路感染症や下手したら腎盂腎炎を起こすこともあります。

施設入所の際には、最初に本人・家族から希望を伝えてみて、どこまでなら受け入れてもらえるのか話し合ってみましょう。実際に入ってからこんなつもりじゃなかったとなったり、スタッフとぶつかるよりも、事前に意思表示するほうが賢明です。介護に切っても切れない排泄ケア。だからこそ、気持ちよく・遠慮なく受けられるようにしたいものですね。

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