介護のハウツー
2016年04月01日
楽しんでもらえてる?介護施設で高齢者に楽しまれるレクリエーションの工夫
介護施設は、自宅での介護と違って他の高齢者と交流しながら介護を受けることができる点が魅力です。介護を楽しみながら受けるために、介護施設ではレクリエーションの時間が設けられています。
目次
- 1
レクリエーションの目的は?
- 1.1 身体機能を維持・向上させる
- 1.2 脳を活性化させる
- 2 目的を達成するための工夫
レクリエーションの目的は?
介護施設でのレクリエーションは、ただ単に交流を楽しむだけのものではありません。
身体機能を維持・向上させる
レクリエーションを通じて、楽しみながら体を動かすことで、現状の身体機能を退化させないようにしたり、さらに向上させたりする目的があります。
脳を活性化させる
楽しみながら手や頭を使うレクリエーションは、脳を活性化させることができます。
参考:高齢者介護レクリエーションで体を動かす、手を動かす、脳の活性化をはかる
目的を達成するための工夫
レクリエーションをするための目的を達成するためには、さまざまな工夫が必要です。まず、身体機能を維持・向上させるためのレクリエーションでは、高齢者でも参加しやすい内容にすることが大切です。参加する高齢者の状態にあわせた難易度のものにすると、程よく刺激を与えることができます。脳を活性化させるレクリエーションでは、参加する高齢者の世代を考えて、親しみやすい内容のものを題材にすると良いでしょう。
絵画や音楽など、五感を刺激する内容が望ましいとされています。また、中には「幼稚なことはしたくない」と、レクリエーション自体に嫌悪感を抱いている高齢者もいます。参加しやすい内容・高齢者でも簡単にできる内容を意識しすぎて、あまりにも子供っぽい内容だと、このような苦情が出てしまう可能性があります。参加する高齢者のプライドを守るためにも、大人が行っても違和感のない内容を心がけるようにすると良いでしょう。