介護のハウツー
2016年03月02日
意外と知らない「訪問入浴介護」サービス内容や料金について
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訪問入浴サービスとは
訪問入浴サービスとは、自宅の浴槽では入浴が困難になった高齢者の方に対し、専門のスタッフが利用者の自宅を訪問して入浴の介助を行うサービスです。自宅の浴室・浴槽を利用する場合と、サービスを提供する会社が所有している移動入浴車で浴槽を利用者の自宅に持ち込み入浴介助を行なう場合があります。どちらの場合も、たいてい看護師1人・介護士2人の3人1組で訪問します。
入浴日は、利用者の体調を把握するためにまず看護師が血圧や体温を測って状態を観察し、それから入浴となります。健康観察から入浴後の更衣等を含め、全てを1件40分くらいで計算しているため、入浴そのものにかかる時間は10分程度というのが通常。ちょっと慌ただしい感じがするかもしれません。
年を重ねて自宅での入浴が困難になると、入浴を控える高齢者が多くなります。しかし、家族が入れるのも大変・・・。そうなると、デイサービスを利用して入浴してくるというパターンが増えます。デイサービスに行くというよりも、お風呂が目的というわけです。けれども、中にはどうしてもそういった人の集まる場所を好まない、デイサービスに行きたがらない方や、施設に通うことが難しい方もいます。そんな場合には、自宅に訪問してくれる訪問入浴サービスが便利です。
訪問入浴サービスの相場は、1回1300円位
そして、気になる料金ですが、これは、介護度によって違います。要支援1と2は同じ金額で、おおよそ800円~1000円ほど。要介護1から5は同じ金額で、おおよそ1300円~1500円ほど。1回入るのに1000円超えるとなると、少し考えてしまいますが、1人の利用者に対して3人の人員を割き、場合によっては訪問入浴車を利用することもあるのですから、当然と言えば当然かもしれません。
ちなみに、これは1割負担の場合の金額なので、本来の金額は1回13000円~15000円となります。(場合によっては2割負担ということもあります。)また、部分浴や清拭は入浴よりも安いので、これらを組み合わせて利用料をおさえるというのも手です。
以外と知らない訪問入浴サービス。自宅での入浴介護は、下手をすると介護をしている家族もろとも転倒して骨折なんてことにもなりかねません。介護する側・される側、双方の負担にならないよう、訪問入浴サービスは上手に利用したいものですね。