自分の性格やスキルから介護の職場を選ぶ！施設形態別の向いている人の特徴まとめ

介護に限らず、どんな仕事でも自分の性格にあった職場なら働きやすいのでは？と考える人が少なくありません。でも自分の性格や得意な分野は案外自分では気がついていなかったり、思い込みで決め付けてしまっているということもあるものです。

介護の職場を選ぶときでも自分はこういう性格だからここが向いている！とあまりにも思い込みすぎるのはむしろ職場を選ぶときに逆効果になってしまうことも考えられます。でも、介護の職場は施設の形態などによってそれぞれに違った特徴があります。だからこそ自分に向いた特徴を持つ職場を見つけやすいともいえます。あまり自分の性格や能力を決め付けすぎるのはどうかと思いますが、その施設の特徴などをきちんと知ることは自分に合った職場選びの参考にはなります。

体力に自信のある人は介護度の高い利用者の多い特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは要介護度が３以上の介護度が高い利用者が多いのが特徴です。寝たきり状態の人や、体の自由がかなり制限される状態の人が多いため、介護に当たっては比較的軽い人が利用する施設と比べると体にかかる負担が高くなります。介護の仕事は体力勝負だという言われ方をする事が多いのですが、介護施設全てがそうなわけではなく、重度で介護度の高い人の多い特別養護老人ホームが中でも体力を使う仕事だといえます。でも体力には自身があり、介護技術を総括的に高めたいという人にはとても向いている職場だといえます。

接客経験を持ちサービス精神がある人は介護つき有料老人ホーム

民間事業なども参入し、それぞれの企業によって特徴や運営方針が異なる介護つき有料老人ホームは、ホームを経営する会社の方針に柔軟に対応できる能力が求められる職場です。比較的提供するだービスの内容にも自由度が高く、利用者をお客様としてもてなすためのサービス精神があり利用者とのコミュニケーションがスムーズに取れる能力が求められます。そのため接客業などの経験がある人には、より向いている職場と言うこともできます。経営する企業の本社勤務になるなどキャリアアップの可能性が期待できるのも魅力の１つです。

話し上手な人はデイサービス、聞き上手な人はグループホームがオススメ

デイサービスは昼間の時間帯お年寄を施設内で預かって時間をすごしてもらうサービスなので、レクリエーションなど利用者にとって魅力的で楽しめる企画などを考えるのが好きな人に向いています。時には介護士が盛り上げ役のムードメーカー的な存在も兼ねるため、人前で話すのが好きな人や、人懐こく明るい性格の人だと利用者と打ち解けやすく向いている職場だといえます。

また認知症の人を対象としたグループホームは話し上手よりも聞き上手な人が向いています。何度も同じ話をしたり、つじつまの合わないことを話したり、突然おかしな行動をとろうとする利用者に対して、おおらかに腹を立てることなく接し、耳を傾けられる我慢強い性格の人が向いています。

一人で仕事するのが好きな人には訪問介護が向いている

大規模な施設で大勢の利用者を相手に様々なスタッフと共に仕事をするよりも、自分の考えで決められた時間内で一人で仕事をするほうが向いているという人には訪問介護という働き方があります。利用者宅に出向いて基本的には利用者と一対一でかかわる仕事なので、時間をきちんと守り時間内にきっちりと仕事をこなせる人で、とっさの判断力を持った人には向いた働き方だといえます。勤務時間が決まっている施設などへの勤務と異なり、自分で働きたい時間を選ぶことが出来るところも魅力です。

施設のそれぞれに異なる特徴によって自分の能力や性格と照らし合わせて自分に向いた職場を選ぶことは大切です。でも、それにこだわらず様々な職場で経験を積むことは、より多くの介護の技術や知識を積む事ができるというメリットがあります。