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介護の転職

2016年08月17日

介護士がユニットケア施設に転職したいなら!仕事内容やメリット・デメリット

ユニットケア施設

介護施設にはさまざまな形態のものがありますが、その中でも利用者からの人気が高いのが、ユニットケア施設です。

ユニットケア施設とは?

ユニットケア施設とは、これまでの自宅での生活に近い環境で個別にケアをする施設です。これまでの介護施設は、利用者を24時間、365日見守りながら、必要に応じて介護をする体制でした。このような施設は、安全で安心できるメリットがありますが、その反面たくさんの利用者を介護するために、個別のケアを行うことが難しく、どうしても集団ケアに傾いてしまいがちでした。

ユニットケア施設では、個別ケアを重視しており、利用者の尊厳ある生活を保障することを大切にしています。施設内には、他の利用者やスタッフと交流するための居間の他に、利用者のプライバシーが守られる個室も用意されており、介護を必要とする利用者としてではなく、ひとりの入居者として生活することができる点が魅力です。

ユニットケア施設では、10人前後の入居者をひとつのユニットとして位置づけ、各ユニットに介護スタッフを配置します。10人前後と少人数である上に、スタッフは固定配置となるため個別ケアがしやすくなっています。

ユニットケア施設で働きたい!中身を見てみよう

どんな人が働いているの?

ユニットケア施設は、利用者それぞれのリズムに合わせたケアを行うため、ありとあらゆることに対応しなければなりません。そのため施設内には、さまざまな職種のスタッフが働いています。施設長・事務長・事務員・生活相談員・ケアマネージャー・介護士・看護師・調理員・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・歯科衛生士など、さまざまな方面でアプローチできるように、複数の職種の人が働いています。

仕事内容についてもさまざまで、それぞれの分野の専門家として利用者の暮らしの支援を行っています。ユニットケア施設の介護士は、早朝勤務や夜間勤務などもあります。食事や日中の生活などについては、入居者にあわせて進めていきながら、ひとりひとりと向き合っていきます。穏やかにのんびりと過ごしながらも、入居者の状態に気を配り、必要に応じてさりげなく支援をしていきます。

ユニットケア施設の中身はさまざま

ユニットケア施設と一言に行っても、具体的な内容はその施設によって様々です。運営方法や具体的な方針については、施設によって異なります。アットホームな雰囲気で、穏やかに過ごしている施設もあれば、設備面ではユニット型となっていてもケアの中身は画一的である施設もあります。そのため、ユニットケア施設で働きたいと思ったときには、施設を実際に見学して、良い印象を感じられた施設を選ぶと良いでしょう。

ユニットケア施設のメリット・デメリット

ユニットケア施設には、メリットとデメリットがあります。まずメリットとしてあげられるのが、利用者やスタッフと仲良くなりやすい点です。ユニットケア施設の多くでは、ひとつのユニットに固定配置となるため、担当する利用者も、一緒に働くスタッフも毎回同じ顔ぶれとなります。そのため、利用者とも打ち解けやすく、周りのスタッフともチームワーク良く働きやすい点がメリットです。逆に、その親密な人間関係がデメリットになってしまうことも。

近すぎる交流は、時としてトラブルを招いてしまうことも考えられます。また、他のユニットの情報があまり入ってこず、視野が狭くなってしまうこともデメリットとしてあげられます。このデメリットについては、定期的に施設内で他のユニットとの交流する場を設けている施設もあるため、施設の方針によっても異なってくるようです。

まとめ

ユニットケア施設は、その施設によって雰囲気やカラーはまったく違うものです。ユニットケア施設で働いてみたいと思ったときには、まずは施設見学へ出向いて、自分にぴったりの施設をみつけましょう。

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