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介護の転職

2016年08月16日

介護職で人気な生活相談員って?介護士からのなり方や仕事内容、収入

生活相談員

介護施設のスタッフの中で、介護を円滑に進める上で欠かせない役割のひとつが、生活相談員です。介護施設を利用する高齢者の受け入れに必要な契約や相談・手続きなど、事務的な業務から、介護計画を立てて利用者がより快適に健全に過ごせるように環境を整える、介護の礎になる業務まで、幅広くこなしていきます。

このように生活相談員は、たくさんの役割を果たすため大変なこともありますが、その分やりがいもいっぱいです。介護のお仕事をしている人の中で、生活相談員を 目指している人も多いのではないでしょうか?そこで、生活相談員の詳しい仕事内容や、介護士として働いている人は生活相談員になるにはどうすれば良いかなどをご紹介していきます。

生活相談員の仕事内容

どんな仕事をするの?

生活相談員は、介護を必要とする高齢者や家族の相談に応じるのが主な仕事です。利用者・家族双方が安心して生活できるように環境を整えたり、必要なサービスの紹介をします。介護を必要としている高齢者と一言でいっても、ニーズや体の状態・家庭の状況などはさまざま。その内容に応じて、支援計画を立てて実行します。つまり、施設で働く職員やケアマネージャーはもちろん、外部の機関や他業種との連絡や調整をうまく行うことが求められます。さらに、入所や対処の手続き・契約関連の対応など、幅広い業務に携わることになります。

収入は?

生活相談員の収入は、施設の種類によって異なります。その中でもデイサービスでの生活相談員は一番収入が高く、平均20万円前後となっています。これに手当てや一時金などもプラスすると、もう少し収入が高くなると考えて良いでしょう。

やりがいは?

生活相談員は、通常の介護士と違って、そこで働くすべての人をつなぐ架け橋になって活躍することができる点がやりがいといえます。利用者が本当に求めていることを考えて、それを実現することができるため、達成感を感じることができます。利用者から感謝の言葉をいただいたり、「○○さんにお願いしてよかった」と嬉しい言葉を掛けられたりと、人の役にたっていることを切に感じることができる点は、大きなやりがいです。このように、生活相談員は、その施設には欠かせない存在であり、「自分にしかできない」というような使命感も感じることができる仕事といえます。

生活相談員になるにはどうしたらよい?

現在介護士として働いていて、生活相談員を目指したいときには、条件をクリアする必要があります。この条件は都道府県によって異なるため、生活相談員になりたいと思ったときにはそのエリアの条件を調べておきましょう。一般的には、社会福祉法第19条第1項各号のいずれかに該当する人か、同等以上の能力があると判断される人と規定されています。

具体的には、社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉従事任用資格などの資格のいずれかを保有していることが条件となっています。社会福祉士と精神保健福祉士は国家資格であるため、取得したい場合には福祉系の大学に4年間通い、必要な家庭を修了した上で、国家試験に合格する必要があります。

社会福祉従事任用資格とは、各自治体の福祉事務所で働く際に必要な資格で、大学や短大で社会福祉に関する科目を履修するか、厚生労働大臣指定の養成機関や講習を修了することで取得することができます。地方によっては資格が必要な場合もありますが、その場合でも同等がそれ以上の能力があることが求められるため、福祉に関する知識や技術を身に着けておくことは欠かせません。

まずは現在の介護の仕事を続けながら技術や知識を磨き、必要な資格を取得する方向を目指していくことが良いといえます。

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