介護の転職
2016年04月06日
介護士の転職で要チェック!職場の人間関係の良い・悪いを見分けるポイント
新卒で就職した人の4割が3年以内に離職しているといわれています。中でも、介護の仕事は離職率の高い職業のひとつです。苦労してせっかく就職したにもかかわらず、わずかな期間で仕事をやめてしまうのは、できれば避けたいところですよね。できるだけ長くひとつの職場で続けるためには、その職場の環境はとても大切になってきます。
介護のお仕事をやめる理由。もっとも多いのは?
介護のお仕事は、ハードな上に給与面で満足できない職員が多いのが現実です。しかし、このような待遇面以上に離職の原因となっているのが、職場内の人間関係です。待遇がよくなくても、職場の雰囲気がよく信頼できる仲間のいる職場であれば、離職することなく仕事を続けることができます。
しかし、どんなに待遇が良くても、職場の雰囲気が悪く、毎日人間関係に怯えながら仕事をするような職場では、続けることが困難になってしまいます。また、続けることができたとしても、精神的な負担が原因で体に影響が出てしまうなどして離職に追いやられてしまうこともあります。
介護職は、スタッフ間の連携が欠かせない職業であるため、その分スタッフ間の人間関係が仕事を続けられるかどうかに大きくかかわってくるんです。また、最近は若い人だけでなく、中年層の介護士も増えており、年齢層が幅広くなってきているため、世代の差が壁になってしまうことで、スタッフ同士の衝突が起こることもあるようです。
スタッフ同士の人間関係の状況を見極めよう
上記のことから、介護のお仕事を長く快適に続けるためには、就職活動の際に職場の人間関係の良い職場を見極めることが重要になってくるといえます。それでは、その施設のスタッフ同士の人間関係がいいのか悪いのかを見極めるポイントとは、一体どこなのでしょうか?
求人票に注目
介護職を探すときには、ハローワークなどの求人媒体をチェックします。その際に、いくつか注意して求人を見ていくことで、その施設の内情がわかってくることがあります。まず、あまりにも頻繁に求人募集をしている施設は、注意が必要です。頻繁に求人を出しているということは、それだけ離職率が高いか、人手が足りていないということです。つまり、職場への定着率が低いといえます。これは、職場の環境が悪いことが原因である可能性が高いため、このような施設への応募は、どんなに待遇が良くても避けた方が賢明といえます。
また、給与や手当てなどがずば抜けて高額であるなど、待遇面が良すぎる施設も注意が必要です。なぜなら、高待遇にしなければ応募が来ないような職場環境である可能性があるからです。つまり、職場環境が悪く、新しいスタッフが入社してもすぐに離職してしまったり、次から次にスタッフがその施設を辞めてしまったりと、職員がなかなか定着しない背景が考えられます。
気になる施設を見学にいってみよう
求人媒体などで間接的に施設の様子を確認するよりも、実際に目でみて肌で感じる方が、その職場の雰囲気を察知しやすいといえます。そのため、求人内容を見て希望に近い施設を見つけたら、実際に見学に行ってみるのも良いでしょう。見学ができない場合でも、面接時に面接官の職員の不雰囲気や、施設内の様子を少しでも確認しておくようにしましょう。
施設の職員や利用者の雰囲気を観察すると、その職場の空気がよくわかります。挨拶ができているか・職員同士の会話や連携は取れているかどうか・働いている人の年代・職員の人数などを確認しておくと、施設の状況を把握しやすいでしょう。
まとめ
職場の人間関係は、快適に仕事をするためにとても重要な要素になってきます。スタッフ同士の連携が欠かせない介護職だからこそ、就職活動の際には職場の人間関係の良し悪しをしっかりと把握することが大切です。