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介護の悩み

2016年12月15日

介護職の給料で一人暮らしはできる?一人暮らしをしたい介護士が押さえたいこと

介護職の給料で一人暮らし

親元で学校を卒業するまで面倒を見てもらい、社会人になったら親元から独立したい。これが正常な考え方なのかもしれませんが、実際には中々独り立ちするだけの給料を手にする事が出来ないという人もいます。介護業界も仕事がハードな割りに給料が安いといわれますが、果たして本当に一人暮らしが不可能なほど低い給料でぎりぎりで働いている人ばかりなのでしょうか。これから介護職を目指そうとする人にとっては、この問題はとても興味を引く内容ですね。

介護職は本当に給料が安い?

給料が安くて仕事がきついから介護職はなり手が少ない…、様々なメディアから発信される情報からなんとなくそんなイメージを持ってしまいがちです。でも、超高齢化がどんどん進んでいる日本において、今現在そしてこれから先も間違いなく需要が高まってゆく介護の仕事が果たしてそれほど他の業種と比較して給料が安いものなのでしょうか。

介護職と一言で言っても、実際にはその給与は様々な条件によって大きく異なります。いろいろな比較データがありますが、ある情報サイトが取り扱いのある求人情報から平均給与を算出したものによると、平均給与が最も高いのがサービス付き高齢者向け住宅で、約19万円、次が有料老人ホームで約18万7千円、3番目が訪問介護や訪問入浴などで18万6千円と言う結果が出ています。ただしこの金額には手当てや一時金などは含まれていないため、実際にはもう少し金額的には高くなるようです。

介護職の給料に影響を与える要素

給料の平均の金額は算出できても、おなじ施設であっても給料の金額には差が生まれることはよくあります。それでは介護職の給与はどんな要素によって影響を受けるのでしょうか。介護業界での中途採用の場合は、自分の受け取る給与の額に最も影響を与えるとされるのがその人の保有する資格の内容です。そして次に影響が大きいのが経験年数、次いで介護技術や実務能力がそれぞれ給与の額を左右する要素だといわれています。

介護職の募集内容には資格の有無を問わないという記述があるケースも少なくないのですが、実際には現場で仕事をするに当たって基本的な知識を身につけた有資格者のほうが給与の面でも条件が良くなる可能性は高いようです。独立して一人暮らしをしたいと考えるなら、介護職が給料が安いとネガティブにとらえるよりも、どんな要素が加わると給与の額が上がり、より条件の良い職を得られるかと言うことに目を向ける必要があるようです。

一人暮らしにかかる費用を考えてみる

学校を卒業し、いよいよ一人暮らしを始めようとすれば、これまで家で全て親掛かりだった様々な費用を自分のお給料の中から捻出する必要があります。通常最も大きいのが家賃で、一般的にはお給料の三分の一程度を上限にするという考え方があります。もちろん住まいは生活の中心の大切な部分なので、たとえば5000円の差で日当たりに大きな差があったり、お風呂が付いていなかったりするようなら必ずしも上限にこだわりすぎる必要はないのですが、自分がこの部分は譲れないという優先順位を決めておくことが大切です。

さらに初めての一人暮らしならカーテンや寝具、調理器具など最低限のものはそろえる必要があるので、社会人になったのだからすぐに全て自分で…と身構えるのではなく、一人暮らしのための資金がきちんと準備できてから実行するのがオススメです。そのほかにも食費や光熱費、電話代など、毎月必ず必要になってくる経費を差し引いて手元にどの程度残れば暮らしていけるのかを事前にしっかりと計算してから一人暮らしを始めるようにします。

いくら給料があれば一人暮らしが出来るのかと考えがちですが、要はどんな暮らしがしたいかということで必要な給料の額も変わってきます。たとえば毎月30万円以上の手取りがあっても、生活を広げすぎてしまって全くゆとりがないと言う人もいるように、介護職の給料で一人暮らしが出来るかどうかは、自分がどの程度の生活で満足できるかが一番の問題だといえます。

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