介護士の転職や再就職の相談って一体誰にするの？対処方法まとめ

高齢化が進み、介護施設は人手が足りない状況が続いています。そんな中、介護職員の離職率は非常に高く、転職する人も多い職業のひとつとなっています。これは、介護職員の収入が少ないことや、労働環境が整っていない施設が原因といえます。転職したいけれど、介護の仕事は続けたい。そんなときには、できるだけ自分の希望に近い労働環境が整っている介護施設を見つける必要があります。

介護職の転職の際の相談は？

介護職で転職や再就職を目指す際には、どこで相談をすれば良いのでしょうか？

自力で転職先を探す

インターネットや求人誌などで、自分で転職先を探すのも良いでしょう。その際には、前もって施設の見学に行ったり、電話で気になる点を問い合わせたりするなど、自分で下調べをすることが重要です。また、介護の仕事をしている知人がいれば、その知人に相談してみると、意外と他の施設の情報を知っていることもあるようです。求人内容を鵜呑みにせず、下調べをして納得した上で転職先を決めると、失敗が少なくなります。

卒業した学校に相談しに行く

介護関係の学校を卒業した人の場合、母校に相談しに行くのも方法のひとつです。介護関係の学校は、当然介護施設とのつながりをもっています。また、生徒が新卒で介護施設に入社することで、学校の就職実績が上がるため、在校生だけでなく卒業生の就職も斡旋してくれることがあります。介護関係の学校に送られてくる求人票には、新卒だけでなく、既卒や第二新卒を対象にしたものもあるので、母校の就職支援センター等に相談に行くのも効果的です。母校で恩師に相談すれば、リラックスして相談することができるかもしれません。

エージェントを通す

介護職は離職率が高い職業であるため、当然転職する人も多く、転職をサポートするサービスもたくさんあります。その中でも転職の際に役に立つのが、介護職の転職をサポートするエージェントです。エージェントに登録すると、希望に近い転職先を紹介してくれたり、面接や履歴書の書き方なのアドバイスまでしてくれたりするエージェントもあるため、転職を総合的にサポートしてくれてとても便利です。自分ひとりで転職活動を進めるのが不安だという人は、エージェントに登録して転職活動を進めていきましょう。

介護職の転職のポイント

介護職で転職をする際には、以下のポイントに注意しましょう。

待遇に注目

収入面や勤務時間・福利厚生などの待遇は、働く上でとても重要です。収入が極端に多かったり少なかったりする場合は、注意が必要です。また、無理のない勤務時間を設けているかどうかや、福利厚生がしっかりとしている職場は、スタッフの定着率も悪くないことが多いようです。

スタッフの人数と年齢層

その施設で働いているスタッフの人数や、年齢層などを調べると、その施設の内情がわかりやすいです。面接や下見の際に、在籍しているスタッフについて質問を投げかけてみましょう。新卒や１年目・２年目のスタッフばかりで、年齢層が若すぎる場合には、その職場への定着率が低いのかもしれません。また、その施設で働いている人の勤続年数なども調べることができると良いでしょう。

代表者はどのような人か

施設長やマネージャーなど、その施設の代表者となる人物の人柄は、施設の雰囲気に大きな影響を与えます。代表者と自分との相性が悪い場合には、どんなに良い施設であっても働きやすさには繋がりません。代表者がどのような考えの持ち主なのかを知っておくと、働きやすいかどうかもわかるでしょう。

下見をしっかりと

面接をお願いする前に、施設を下見しにいくことはとても大切です。スタッフとしてではなく、施設を利用する側として見学に行くのも良いかもしれません。実際に施設の中を見学することで、どのようなスタッフがどのように働いているのかを知ることができます。求人票や電話の声色だけではわからない細かい部分も感じ取ることができるでしょう。

インターネットで口コミを調べるのも有効

最近はインターネットでさまざまな情報を集めることができます。インターネットを使ってその施設で働いていたスタッフの口コミや、その施設を利用していた人の口コミと参考にすると、実際に施設を見学することができなくても、内情を知ることができるかもしれません。

まとめ

転職してもまた失敗するんじゃないか？転職先でもうまくいかなかったらどうしよう？仕事が見つかるかどうか不安。転職活動は、不安や恐れがたくさんあります。そんなときには、信頼できる人に相談したり、自分が納得できるまで下調べを重ねることで、自信をもつことができます。