介護の基礎知識
2016年07月17日
ひとり親の介護就労支援政策!シングルマザー・ファーザーの人材が増える?
ひとり親である世帯は児童のいる世帯のうち約7.5%と言われています。(平成24年度厚生労働省調べから算出)政府は各自治体と協力して就労支援対策を実施しています。そのうち、介護などの就職に有利な資格を取得支援のために給付金が付与されるのが、「高等職業訓練促進給付金等事業」です。
具体的な支援の内容は?
シングルマザー・ファーザーが、介護士氏や看護師の取得を専門学校などの養成機関へ1年以上修業する際に給付します。(非課税世帯は月額10万円、課税世帯は7万5000円です。上限は3年間で、終業後はそれぞれ月額5万円と2万5000円となっています。
給付対象者と条件とは
給付には児童扶養手当を受けているか、それと同じ給与水準になっている事が最低ラインです。その他、1年以上養成機関でカリキュラムを受け、資格の取得が見込まれなければなりません。
ひとり親の人材に対する懸念
ここで難しいのが、介護士に付きまとう夜勤問題です。ひとり親世帯は夜勤を行う事は難しい事がおおく、支援制度を利用してもすぐに離職するようでは意味がなくなってしまいます。小学生以下の児童を育てている場合には、申請によって夜勤の時間帯を免除できるようです。実家に頼れない場合は利用してもいいかもしれませんね。
託児所付きの介護施設もある
数は限られてきてしまいますが、子どもがいる介護士にとって託児所付きの介護施設で働けることはかなりのメリットだと言えます。やはり近くにおいておける安心感は全く違いますよね。
参考:託児所付きの介護施設に転職したい!育児中におすすめな求人の探し方
訪問介護など、深夜勤務がない職種に就くのも手
介護には様々な職種があり、夜勤が元々ないのもあります。そのような職場であれば託児所などに預けながら仕事をする事が出来るので、検討してみてはいかがでしょうか。