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介護の転職

2017年01月17日

ケアハウス(軽費老人ホーム)って?介護士の転職先として知りたい特徴や仕事内容

ケアハウス(軽費老人ホーム)って?介護士の転職先として知りたい特徴や仕事内容

自宅で生活することが困難な状態になった高齢者の受け皿には様々な施設があります。公的なものから民間企業が運営する施設など様々なものがあり、利用に当たっての条件も、受けられるサービスの種類やサービスを受けるにあたっての金銭的な負担もそれぞれに異なります。

そして一般的には公的な施設は費用が安いけれども人気が高く、希望しても簡単に入居することは困難であり、民間の施設は逆に比較的入居がしやすいけれどもその分費用が高額になるケースが多いといわれています。さらに公的な施設は入所に当たっての審査も厳しく書類などもきっちりとそろえる必要がありますが、民間企業が運営する施設は比較的柔軟な対応が可能なところが多いという特徴があります。

ケアハウス(軽費老人ホーム)とはどんなところ?

軽費老人ホームというのは、家庭の環境と近い場所で必要最低限の支援サービスを受けつつ自立した生活を送るための施設です。比較的安い料金で入居でき、食事や洗濯などの身の回りの生活支援を受けられるのが一般的です。軽費老人ホームにはA型B型C型の3種類があり、A型B型は入居者の所得に応じた入居制限があり、C型では所得制限がありませんが入居一時金や家賃が必要になります。

A型は食事サービスを受けられますが、B型は食事サービスがないので基本的に自炊が出来る施設です。C型はケアハウスと呼ばれるもので食事サービスがあり、重度の要介護状態になっても住みつづけることができるところが最大のメリットです。ケアハウスは介護つき有料老人ホームなどとは異なり低所得でも入居できることから現在とても人気が高く、待機者が多い状態になっています。

ケアハウスで働くことのメリットとデメリット

介護士がケアハウスで仕事をすることのメリットは、入居者の生活全般に関するケアをすることになるため介護に関する知識や技術が身につくことです。重度の要介護者を対象とした特別養護老人ホームとは異なりケアハウスは入居者の介護度が軽度から重度までと幅広いため、介護全般にわたる経験を積むことが出来ます。一方自立型のケアハウスは身体介護やリスク対応などのスキルアップには向かず、介護型のケアハウスの場合は様々なレベルの利用者をケアするために確かに経験を積むことには貢献できますが、その分介護士の心身にかかる負担は大きくなります。

また、介護型のケアハウスは入居者の人数に対し職員の数の少なさが指摘されることもあります。ケアハウスでありながら特別養護老人ホームや有料老人ホームとほとんど変わらない勤務形態になる介護型ケアハウスで働く場合、介護士はかなりの心身の負担は覚悟する必要があるため、転職先を選ぶ際には給与面以外にもスタッフに対するメンタル面でのサポートの有無なども重要なポイントになります。

ケアハウスで働く介護士の給与などの条件

介護職の平均給与がどれくらいなのか、ケアハウスへの転職を考えるとき、平均的な給与額と比較して低いのか高いのかはとても気になるところです。介護福祉士の月給を例にとって見ると一般的には手当てを含んだ手取りで年収は250万円から400万円ほどとなっているようですが、給与の相場と言うのは施設の形態によって大きな幅があるのが現状です。そのため、特養よりもケアハウスのスタッフとして働くほうが必ずしも給与面での条件が良くなるとも悪くなるともはっきりしません。

ただしケアハウスの場合は介護の量や技術水準が求められる介護型のほうが給与は高い傾向にあるようです。また、社会福祉法人が経営している施設の場合は、たとえ給料はそれほど高くない場合でも手当てや賞与、そして福利厚生が手厚い設定になっているところも見受けられるので、表面的な月額給与の額だけで待遇の良し悪しを判断できないことを頭に入れて転職先を探すことが大切です。

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