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介護の転職

2016年11月09日

訪問介護の新しいスタイル!夜間対応型訪問介護オペレーターの仕事内容や特徴

夜間対応型訪問介護オペレーター

世界一長寿の国となった日本では高齢者福祉のための政策が様々な形で整えられていますが、高齢化がどんどん進行し、これまでのように介護の必要な状態になれば施設に入所して面倒を見てもらうと言う形ではなく、在宅での介護を充実させることへと方向転換することが求められています。

でも、在宅での介護の際の家族にかかる負担を考えるとき、休みなく24時間介護を続けるのは誰にとっても限界があります。そして介護する側だけでなく介護を受ける側にとってもそれは大きな負担になることでもあります。

同居する介護者がいても、せめて夜の間は安心して休むために介護の負担を軽くすることの出来るサービス、それが夜間対応型訪問介護です。

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夜間対応型訪問介護で出来ること

夜間対応型訪問介護というのは利用者の自宅を夜の時間帯に訪問して介護サービスを提供するものです。契約した利用者の家にはナースコールのような呼び出し機能のある端末を設置し、必要なときに連絡をとれる状態にします。

夜間対応型ではあらかじめ決められた時間に定期的に利用者宅を訪問して介護サービスを行う定期巡回と、利用者からの連絡を夜間介護オペレーターが直接受けて通話によって利用者の相談を受け付け、必要に応じて介護職員を利用者の自宅へと派遣するサービス、そして緊急時にコールボタンを押した利用者に対し、連絡が取れないときには安否確認のために緊急的に利用者宅を訪問するという、おおむね3種類のサービスがあります。

夜間対応型訪問介護オペレーターの仕事

スタッフの常駐する施設で介護を受けているなら、夜間に何か利用者に困ったことがあってもスタッフが対応してくれますが、自宅では中々そうは行きません。

たとえば夜中にトイレなどに行く際に転んでしまったり、トイレに行ったら出られなくなってしまった、そして突然体調が悪くなってしまったといった緊急時にも、コールボタンを押すことでまずはオペレーターが対応してくれて、状況によっては訪問してもらえるため、介護が必要な利用者でも夜間も安心して生活できるのが夜間対応型訪問介護の特徴です。

利用者が困ったときに連絡して一番最初に対応するのがオペレーターの仕事で、単に利用者の用件を聞くだけではなく、時には利用者の声の感じから普段とは違う様子を感じ取って適切な対応が求められるなど、細かな心配りが必要とされる仕事です。

スタッフの派遣が必要な状況かどうか、家族への連絡や救急車の手配が必要かどうかなども判断することが求められるため、万一のときに迅速で、かつ冷静に対応できる能力が必要とされます。

オペレーターになるために必要な資格

通常は夜間対応型訪問介護の事業所においてはオペレーターは専任ではなく訪問スタッフを兼務しています。いつも夜間に利用者からのコールがあるわけではなく、待機時間も圧倒的に長く、その間に訪問記録を整理したりといった事務仕事を行うことが多いです。

訪問スタッフは介護福祉士やヘルパーなどの資格を持つ人が勤務します。タクシー会社が請け負う夜間対応型訪問介護サービスの場合、ケアドライバーの資格を持ったスタッフが訪問員として利用者宅を訪問するというシステムのところもあります。

深夜タクシーの待機時間を活用したこのようなシステムの場合、道路事情にも詳しいケアドライバーが迅速に利用者宅を訪問できるなどのメリットがあります。

介護が必要な状態になっても、誰もがすぐに施設入所できるとは限らず、入所を待つ間に利用するといった人も少なくありません。在宅で昼も夜もずっと家族に負担をかけ続けることへの利用者側の気持ちの面での負担も軽くする、夜間対応型訪問介護はそんな役割も担うサービスです。

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