介護の転職
2016年10月07日
転職面接の逆質問のコツ!介護士が聞きづらい離職率や人間関係の聞き方の例
介護職はハードな印象が強く、離職率が高いといわれています。介護職に対するニーズが高まっているとはいえ、転職を希望するのであれば、やはり条件のよい長く働ける職場を選びたいというのは多くの人が考えることです。ただし、どんな職場であっても一方的に自分の理想だけを追い求める人は敬遠されがちです。
どうしてその職場を希望しているのかを明確にした上で、自分が希望する条件などを面接の際に確認することも大切なのですが、大切なのはその聞き方です。面接で逆質問の機会を与えられたら、自分がその職場に求めることを相手のを心証を害することなく上手に聞くことが大切です。
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働きやすさに直結する職場の人間関係の良し悪しや離職率を尋ねるとき
通常採用面接の面接官はその職場のスタッフでもあるわけですから、この質問を直接出来ることはとても貴重な機会です。ただ、いくら人間関係がよいかどうかが気になるからと言って、ストレートにそのまま人間関係はよいですか?離職率はどれくらい?といった質問をするのはあまりオススメできません。
それよりも人間関係が良好であればたとえばスタッフ同士でのイベントの機会があるか、長年働くベテランの先輩スタッフはどれくらいいるか等をストレートになり過ぎないようにたずねるようにします。あくまでも相手が答えやすいような質問に変えることがポイントです。
時間外労働がどれくらいあるか確認したいとき
ブラック企業と言う言葉がよく聞かれるように、時間外労働が必要以上に多かったり、時に無給で働かされるような職場もあるといわれている中で、やはり時間外労働の有無はとても気になるところです。
どんな職場でも時間外労働が全くないということは考えられず、時には残業になることがあることは十分承知しているというスタンスでたずねることが必要です。
たとえ時間外や休日出勤がなく、休暇もきちんと取れる職場を希望していたとしても、有給休暇はいつからもらえるのか、好きなときに自由に取れるかといった内容をストレートに質問すると、働く意欲以前に入社前からやる気がないような印象を与えてしまいがちなので注意が必要です。
福利厚生の内容や給料面での待遇を確認したいとき
職場を選ぶときに福利厚生が充実していることはたしかにとても魅力的です。でも、あまりにもあからさまに福利厚生の内容にまで踏み込んだ質問をすると、この人は自分が受けられる待遇しか興味を持たない人なのだという印象をもたれてしまいます。
仕事上のリフレッシュは大切で自分でもその機会は作っているけれど、職場ではどんな福利厚生がありますか?といったように、少しやわらかく程ほどに興味を示すかんじの聞き方が理想です。
また、給料面での待遇は最も気なる部分ですが、昇給に関する質問をする際には、たとえば定期的な昇給ベースがどれくらいになるかといった聞き方よりも、経験や頑張りによって昇進や昇給が決まってゆくことは理解しているけれど参考までにどんなイメージで昇給するかといった聞き方をするのがベストです。
もちろん転職するに当たって給料などの条件は最も気になる部分だし、それによって生活しているのですから真剣に考えなければならない大切なポイントです。けれども面接官に対して質問をしたときに、この人は給料面ばかりを重視していて仕事に対してやる気や誠実さなどが全く感じられないといったイメージをもたれないような質問の仕方をする事が大切です。
質問をするにしてもたとえば自分が今どんな資格の取得を目指していて、そのことが給与体系にどの程度反映される可能性があるかといった質問にすると、本人の意欲が感じられ、面接する側からの印象がよくなります。
さらにせっかく逆質問の機会を得ているのなら面接官の人が日ごろ仕事の中で喜びを感じている部分を教えて欲しいといった前向きな質問をしてみることもイメージアップに繋がります。