介護の転職
2016年08月20日
「デイサービス」ってどんな職場?介護士の給料や待遇、仕事の内容を知ろう
高齢者の増加に伴って、少人数でよりアットホームな環境で過ごすことができる小規模のデイサービスが増えてきています。そこで、デイサービスで働く際に知っておきたいポイントについて、ご紹介します。
目次
- 1 デイサービスの利用者
- 2
デイサービスの仕事ってどんなもの
- 2.1 仕事内容
- 2.2 デイサービスのスタッフ
- 2.3 収入
- 2.4 待遇
- 3 デイサービスで介護職員として働きたい!その際のポイント
デイサービスの利用者
デイサービスを利用するのは、比較的健康で元気な高齢者が多くなっています。
ひとりで外出することができなかったり、引きこもりがちだったりする高齢者に外出する機会を与えるために利用することが多いようです。
また、毎日自宅で介護をしている家族の負担を軽減することを目的として利用することも多いようです。その場合、利用者だけでなく家族へのストレスケアも必要になる可能性もあります。
デイサービスの仕事ってどんなもの
仕事内容
デイサービスは、高齢者が4時間から8時間程度の短時間利用する場所で、主に昼間に受け入れを行います。具体的な仕事内容は、食事や入浴・排泄介助や、機能訓練などを提供します。比較的健康な利用者ばかりなので、ハードな介護を行う機会は少なくなっていますが、その代わり利用者とうまくコミュニケーションをとったり、利用者が安全に過ごせるように見守ったりすることが求められます。
デイサービスは短時間の利用の高齢者が多いため、利用している短時間でさまざまな業務を行う必要があります。高齢者の気分や体調を読み取り、うまく誘導することや、臨機応変に対応することが求められます。
デイサービスのスタッフ
デイサービスでは、さまざまな職種の人が働いています。介護スタッフだけでなく、ケアワーカー・生活相談員・看護職員・機能訓練指導員などが働いています。生活相談員は、利用者の受け入れや日常的な相談などを行います。それだけでなく、医師や地域などと連携を図るなど、他業種とのパイプ役にもなります。看護職員は、施設内で利用者に急病などの緊急事態が起こったときに対応をします。
また、来所してきた利用者のバイタルチェックを行ったり、医療関係のケアを行ったりします。機能訓練指導員は、利用者のリハビリの指導をします。このリハビリとは、日常生活に必要な機能を保つための訓練です。理学療法士や作業療法士・言語聴覚氏・看護師などの資格を持っている人が、この機能訓練指導員になることができます。
収入
デイサービスの収入は、事業所によってさまざまですが、訪問介護と比べると若干低い傾向にあります。これは、夜間勤務がないことや、移乗介護による肉体的負担が比較的少ないことも影響しているようです。デイサービスは勤務時間が一定であるため、収入の変動が少なく、安定している点がメリットといえます。デイサービスの求人でも、看護職の場合は給料が高くなっています。また、看護職だけでなく、介護福祉士などの資格を取得していることで、手当てが出る事業所もあるようです。
待遇
デイサービスは、日中のみの勤務になるため、夜間勤務がありません。そのため、自分の生活リズムを崩すことなく、プライベートを大切にしながら働くことができます。
デイサービスで介護職員として働きたい!その際のポイント
デイサービスで働く際に必要な資格は特にありません。つまり、介護士などの資格を持っていなくても、介護職員として働くことは可能となっています。しかし、実際の求人情報を見てみると、ホームヘルパー2級修了以上を条件としている施設がほとんどのようです。
資格を問わないと明記されていても、実際には資格を取得している人の方が採用には有利であることも。そのため、常勤での採用を望む場合には、介護資格を取得することを目指す方が良いといえます。また、現在介護関係の資格を持っていない場合には、働きながら資格取得を目指すことをアピールすることで、採用に繋がることもあるようです。