介護の転職
2016年08月17日
訪問介護で重要な「サービス提供責任者」!仕事内容や介護士からなるには
サービス提供責任者とは、訪問介護サービスの中のリーダーのような役割を担う仕事です。通常の介護だけでなく、ヘルパーをまとめあげたり利用者や家族とかかわりながらより良いサービスを生み出したりと、やりがいの多い仕事といえます。また、より専門的な知識や技術を求められるため、通常のヘルパーよりも良い待遇や収入をえることが期待できます。
これからも訪問介護の仕事に携わっていきたいと考えているならば、サービス提供責任者を目指してみるのも良いかもしれません。そこで、サービス提供責任者の仕事内容や、なるための方法などについて、ご紹介していきます。
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目次
サービス提供責任者の仕事内容
サービス提供責任者の仕事は、ヘルパーへの指示や育成から訪問介護サービスの企画など、内容は多岐にわたります。
介護計画を立てる
ケアマネージャーが作成したプランをもとに、どのような訪問介護サービスを行うのか計画を立てます。利用者ひとりひとりの生活や希望を考慮しながら、それぞれにあった計画を考えます。プラン作成をする際には、「サービス担当者会議」を開き、そこで利用者・家族・ケアマネージャーなど、そのサービスにかかわる担当者で話し合いをしながら、その後の介護サービスについて掘り下げていきます。
また、作成した訪問介護計画書の内容を利用者や家族に説明するのも、サービス提供責任者の仕事です。利用者から同意を得られるように、わかりやすく説明を行わなければなりません。介護計画作成が終わり、サービスが始まってからも、利用者の様子やサービスに対する意見や希望を定期的に確認していきます。利用者からの相談などをもとに、必要に応じて計画を変更しながら、利用者に最適なサービスを提供する必要があります。
ヘルパーをまとめる
訪問介護計画書をもとに、ヘルパーに対してサービスの支持を行うのも、サービス提供責任者の仕事です。ヘルパーの能力を考慮して仕事を分担したり、スケジュールの管理をしたりします。ヘルパーの育成や指導を行うことはもちろん、利用者とヘルパーとの相性のマッチングなども考慮しなければなりません。つまり、ヘルパーのまとめ役としての任務ということです。
そのほかに、介護保険サービスの管理・訪問介護サービスの申し込み受付など、事務的な業務もこなさなければなりません。また、サービス提供責任者としての業務に専念するのではなく、介護業務を平行して行うことが多いようです。
サービス提供責任者になりたい!必要な資格はあるのか?
サービス提供責任者になるためには、いくつか条件があり、それを満たしている必要があります。
- ホームヘルパー1級を取得している
- 介護職員基礎研修を修了している
- 介護福祉士・看護師・准看護師・保健師のいずれかの資格を保有している
- 実務者研修を修了している
以上の条件のいずれかを満たしていれば、サービス提供責任者になることができます。現在これらの条件を満たすことができておらず、これからサービス提供責任者を目指したい場合には、介護福祉士の資格を取得するか実務者研修を修了するのがおすすめです。
まとめ
訪問介護の中でも華形とも言えるサービス提供責任者は、訪問介護サービス施設の増加に伴って、需要が高まってきています。サービス提供責任者は雇用主からのニーズが高く、就職に有利な状況になっています。そのため、通常の介護ヘルパーと比べて収入面が良いことはもちろん、勤務体系が選びやすく、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる可能性もあります。
これからも訪問介護の世界で活躍していきたいと思っているのであれば、サービス提供責任者を目指してキャリアアップを狙ってみてはいかがでしょうか?