介護の転職
2016年04月08日
どんな職場なら月収が高い?介護職員の給料が高い施設や給与形態とは
介護の仕事をするにあたって、気になってくるのが収入面です。介護職は、他の職業と比べて給料が少ないことで知られています。しかし、一概にどの施設も給料が少ないとはいえません。施設の形態などによって、給料も変わってくるのです。
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目次
- 1 施設形態によって給料は違う?
- 2
給料に影響する要因は?
- 2.1 学歴
- 2.2 保有している資格
- 2.3 実務経験
- 2.4 試用期間中の介護技術や実務能力
- 3 給料をあげたいときにするべきことは?
施設形態によって給料は違う?
介護施設には、さまざまな種類があり、その種類によって給料も変わってくるようです。厚生労働省では、介護職の給与について言及しています。そこで、厚生労働省の資料の中で収入が高いとされている施設を3つあげてみましょう
介護老人福祉施設
介護老人福祉施設は、入所希望者が可能な限り在宅で生活することを念頭に、介護が必要な人を常に受け入れる体制をとっています。入浴介助や食事介助はもちろんのこと、リハビリや機能訓練なども行っています。厚生労働省の資料によると、介護老人福祉施設の平均月給は30万円台ともっとも高くなっています。
介護老人保健施設
介護老人保健施設は、在宅で生活ができるようにリハビリや訓練を行うことを目的とした施設です。入院治療は必要でなく、状態が安定しているが在宅での介護が難しい場合に利用します。あくまでも在宅介護を目指している立ち居地です。厚生労働省の資料では、介護老人保健施設の平均月給は、29万円前後となっています。
訪問介護事業所
介護を必要としている人の自宅にて、ケアプランに沿って介護をしていきます。住み慣れた場所で生活したいという利用者の声に応えてくれるのが、この訪問介護事業所です。訪問介護事業所の平均月給は、厚生労働省の資料によると26万円前後となっています。
参考:介護のアセスメントとは?ケアプランの作成への重要性とポイントや注意点
給料に影響する要因は?
厚生労働省の資料でいわれている月給とは、基本給・手当て・一時金をあわせたものです。つまり、資格に対する手当てなどが変わると、月給が増えたり減ったりします。このように介護職の給料を左右する要因は、たくさんあります。特に中途採用の場合、採用時の面接を受ける本人の状態が、給料に大きくかかわってくるといわれています。
学歴
4大卒か、短大卒か、専門学校卒かなどの学歴によって、給料が変わってくることがあります。基本的には4大卒の方が、短大や専門学校を卒業した人よりも給料が高くなる可能性があるようです。
保有している資格
国家資格である介護福祉士の資格や、その他の介護をする上で重要となる資格を保有している場合、その資格に応じて基本給があがったり、手当てが加算されることがあります。難易度の高い資格や国家資格の場合、その額が高くなるようです。
実務経験
前職での実務経験によって、給料が左右することもあります。役職についても、前職を考慮して適切な配置を考えてくれる施設もあるようです。
試用期間中の介護技術や実務能力
採用されたら、3ヶ月程度の試用期間が設けられている施設がほとんどです。その試用期間中の様子で、給料を決定する施設もあるようです。実際に働いている姿をみて判断することになるので、シビアな決定方法といえます。これらのように、スタッフのスペックで給料が変わってくることもあるんです。
給料をあげたいときにするべきことは?
学歴や年齢などで給料が変わってくるとしたら、収入面は自分ではどうにも変えようがないのではないか?と心配になる人もいると思います。しかし、自分で収入アップを目指す方法もあるんです。給料をより多く手に入れたいときにすべきことは、施設形態を選ぶことだけではありません。
参考:転職で介護士が給料UPするコツ!昇給賞与や給与の条件交渉をしよう
介護の仕事には、さまざまな資格があり、その資格に応じて手当てが出たり、基本旧字体が上がったりすることもあります。まずは自分のスキルや知識を高めることが重要といえます。介護福祉士や、介護支援専門員は、資格を取得することで給与に反映されやすいため、自力で収入を上げたいときには、資格を取得することを視野に入れると良いでしょう。収入が上がることはもちろん、介護に関する知識やスキルが身につき、自信を持つこともできるでしょう。