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介護の転職

2017年02月06日

介護事務に転職したい!給与や仕事内容、介護士から転職するメリット・デメリットとは

介護事務

介護職は力仕事も多く、夜勤をこなしたり中々体力的に大変なので、介護事務に転職したいと希望する人もいます。少子高齢化が進む中で、介護分野の求人は途絶えることがなく、常に多くの求人がある分野ですが、介護事務と言う仕事も正しく介護報酬を請求するために欠かすことの出来ない存在であることは確かです。

基本的には介護事務の仕事は正確な給付費を算出したり明細書を作成したりする作業を専門的に行うスタッフで、介護保険に関する深い知識が求められる事務のエキスパート的な存在であることは間違いありません。ただし、介護事務に対する認識と、実際の現場での仕事とは理想と異なることも珍しくありません。介護事務に求められる役割にはどんなことがあるのか、転職の前にはきちんと理解しておくことが求められます。

介護事務の仕事内容とはどんなもの?

介護職と一言で言ってもその職種はたくさんあります。介護事務と言うのは数ある介護職の中でも介護専門の事務を行う、いわば事務のエキスパートです。介護事務の仕事は介護サービスの介護保険点数を計算し、国保連や利用料を請求することなど、介護における経理的な部分を担うのがその仕事内容です。介護保険によってサービスにかかる費用の9割は国や自治体が負担し、残りの1割分を利用者が負担するシステムなので、この制度に基づいて国や自治体が負担する9割の費用を請求するための業務を担うのが主な仕事です。

さらに施設で働くスタッフの勤怠管理や連絡調整、入所者の受付や関連施設や事業所との連絡、備品や消耗品の発注や管理を行うなど、幅広い事務仕事を担うことになります。そのため、介護事務の仕事というのは施設や事業所にとっては事務的な手続きを一手に担うなくてはならない存在として求人も多くあります。

介護事務の資格を取得するための方法

介護事務の資格を取得するためには独学でももちろん可能ですが、通信講座を受講したり通学講座や専門学校に通うといった方法があります。独学で取得するためには自分でテキストや資料を集めて勉強することになるので費用負担は少なくて済みます。けれども独学での勉強はかなりの意志の強さがなければモチベーションを維持するのが難しいケースが少なくありません。通信講座は試験対策に対応した教材を使って自分のペースで勉強を進めてゆけるところがメリットです。

ただし試験までのスケジュールは自分できちんと立てなければならないため、継続には強い意志が必要です。通学の場合は金銭面での負担が大きいのがネックですが、プロによる試験に対応した教材を使って直接指導を受けられるので試験勉強のためのモチベーションを維持しやすいのがメリットです。それぞれメリットもデメリットもありますが、自分にもっとも合ったスタイルを選ぶことが大切です。

残念ながら事務に専念できるとは限らない現実

介護施設で利用者のケアに当たる介護職として働いてきた人が、体力的な負担などを考えて介護事務に転職したいという希望を持つ人もいます。介護保険の仕組みなど必要な知識と資格を取得して念願の介護事務として採用されても、時には介護スタッフの代わりに現場を手伝って欲しいと依頼されたり、事務仕事とは全く異なる現場の仕事を手伝うことになるケースも多いようです。

完全にデスクワークだけに専念できると思って就職しても、様々な仕事をこなすことが必要な介護現場では猫の手も借りたい状況であることは珍しいことではないため、時には利用者のケアに充当されるケースもあるようです。介護事務がどんな業務を担うのかは、勤務する施設の規模やスタッフの人数、そして事業者の考え方によって変わってくるのが現状です。そのため、中には介護事務として採用されたにもかかわらず事務系の仕事以外の現場の介護業務を兼任するケースもあるので、どこまで手伝う必要があるのか、一次的な補助業務なのかといったことは事業者に確認しておく必要があります。

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