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介護の転職

2016年07月23日

介護職でキャリアアップ!サービス提供責任者の仕事内容や必要な資格

訪問介護のイメージ

訪問介護のトップである「サービス提供責任者」。少し変わっていますが、実は立派な資格の名前でもあります。介護職を経験した人であればステップアップ出来るチャンスなので目指して欲しい資格です。仕事内容や資格について見ていきましょう。

受験資格

サービス提供責任者になるには、資格が必要です。具体的にはどのようなものなのでしょうか。

  • 介護福祉士・看護士・准看護師・保健師いずれかの資格を所有している事
  • 2013年3月までにホームヘルパー一級を取得していること
  • 2013年3月までに介護職員基礎研修を修了していること
  • 介護職員初任者研修後、実務経験3年以上であること
  • ホームヘルパー2級取得後、実務経験3年以上であること

以上が必要な資格です。ただし、ホームヘルパー2級は報酬が10%減額になってしまうので、他の資格の方が有利と言えるでしょう。

サービス提供責任者の仕事内容

実際にはどのような仕事をするのか気になりますよね。大きく分けて4つあり、

  • 訪問介護利用者とコミュニケーションをとる事
  • サービス内容のコントロールをする事
  • ホームヘルパーのマネジメント
  • 利用者家族のケア

以上になります。
言うなれば、訪問介護サービスの司令塔の役割を担っているというわけですね。また、サービス提供責任者はホームヘルパー40人に対して1名以上配置する事が法律で義務付けられています。ヘルパーが80人だと2名なので、所属する事業所の規模が大きいほど、サービス提供責任者の人数も増えますね。

年収について

サービス提供責任者の資格を所有していると手当が付きます。企業によりますが、平均5000円前後といったところでしょうか。平均年収は350万円で、ひと月の月収は25~29万円ほどです。未経験から目指せる職種としては比較的介護業界でも高い水準にあると言えますね。

どんな人が向いているのか

責任者である以上、人を管理する立場にあります。ヘルパー同士のぶつかり合いも少なからずあるでしょう。そういったときに逃げずに円満な関係を続けていけるように立ち向かえる人が向いているのではないでしょうか。利用者やヘルパーを含めて長所と短所を理解し、それぞれの特徴を活かしながら業務を遂行できる芯の強さも必要です。

一日の流れ

サービス提供責任者は、一日に約4件訪問介護を行っています。書類の確認に加えてヘルパーの相談も、忙しい合間を縫ってコミュニケーションをこまめに取ることも必要だということが分かりますね。特にランチの時間はじっくりと話を聞く絶好のチャンスです。この時間に普段言えない悩みを聞き、それに対するアドバイスを送ることも大事な仕事の一つです。自宅に帰った後も、ゆっくり過ごして自分をセルフケアする事も大切です。

サービス提供責任者のやりがい

ヘルパーとの連携が介護業務を行う上で重要な事です。そのため、ヘルパーと困難を乗り越えた時に笑顔を見れる事に喜びを感じる責任者の方が多いようです。利用者にとって最適なケアプランを設計してその家族も幸せになるような手伝いができた時も大きな達成感を感じる事をやりがいとする人もいます。

参考:介護のアセスメントとは?ケアプランの作成への重要性とポイントや注意点

サービス提供責任者は介護のプロ

介護職を行う上でスキルアップは非常に大切です。ケアマネージャーやホームヘルパーと共にケアプランを一から作り上げる事は他の介護職ではなかなか出来ない経験です。現在日本の高齢者は増加する一方なので、介護業界に参画する民間企業どんどん増えてきています。そうなると現場で指揮を執るサービス提供責任者の需要が高まってきます。今後は今以上に待遇面も改善されていくのではないでしょうか。

未経験でも目指せる資格なので、スキルアップを目指してチャレンジしてみてください。

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