介護の転職
2016年12月22日
スムーズに退職したい!ブラックな介護施設でトラブルを避ける辞め方のポイント
介護施設での就労はハードなものですが、ただハードというだけでなく働いている場所がブラック企業な場合もあります。介護は大切なことですが、介護者が体を壊してしまうまで働くのは本末転倒です。自分が倒れてしまう前に、ブラック企業をやめるという選択をするのも大切なことなのです。やめる際にトラブルなく辞めるためには、どのようにすればよいのでしょうか。
目次
- 1
ブラック施設の見分け方
- 1.1 常に介護士を募集している
- 1.2 給与が高すぎる
- 1.3 勤務の開始を即日迫られる
- 1.4 面接時の条件と就業後の条件が異なる
- 1.5 サービス残業が常態化
- 1.6 利用者からの暴力やセクハラに対処してくれない
- 2 ブラック介護施設の辞め方
- 3 退職の相談
ブラック施設の見分け方
初めて介護士として就職して働き始めた場合、介護の現場はこんなに大変なのかとブラックを疑わずに働き続けてしまうことがあります。自分の体が限界になり、過労で倒れてしまうまで気づかないということも多いようです。家族や友達は自分の働く姿を見ています。
彼らが「最近疲れてない?」などの心配しているような言葉を投げかけてきたときには、自分の働いている施設がブラックではないのかと疑ってみてください。自分自身で「これは正しいんだ」と思い込んでしまうと、視野狭窄となって辞めるということ自体考えられないような状態になります。それではブラック施設とはどのようにして見分ければよいのでしょうか。
常に介護士を募集している
待遇の悪さや人間関係などで離職率が高い場合、常に求人情報を出している状態になってしまいます。
給与が高すぎる
退職者が出ることが前提での募集のため、条件を良く設定している場合があります。
勤務の開始を即日迫られる
採用面接時に簡単な質問をしただけで、すぐに来てほしいと聞かれる場合があります。あまりにも人手が足りないために、誰でも良いからと人物査定が疎かになっている場合があります。
面接時の条件と就業後の条件が異なる
面接時の説明と明らかに条件が違っている場合は、即時退職することができます。労働基準法では雇用側には労働者に対して、労働条件を書面で明示する義務があるのです。
サービス残業が常態化
「タイムカードを押した後にさらに仕事をさせる」など、サービス残業を勧めている場合はブラック施設といってよいでしょう。
利用者からの暴力やセクハラに対処してくれない
利用者から暴力やセクハラを受けたことを申告しても、「認知症だから」とか「我慢すればいい」などと言うだけで、対処してくれない場合はブラック施設です。
こうした条件に当てはまっている場合は、ブラック施設と言っても良いでしょう。自分を守るためにも辞職を考えてよいと思います。
ブラック介護施設の辞め方
円満に退職することで、給与未払いなどのトラブルを防ぐことができます。働いた対価として受け取る給与ですが、必ずしも100%支払われるという訳でもありません。何かにつけて文句をつけて、賃金をカットしてきたりしないという訳でもありません。できるだけ円満に退職することで、こうした賃金トラブルを防ぐことができます。
「今月いっぱいで辞めさせてください」と上司に告げた時に、「シフトが大変なことが分かっていてそれを言うのか?」や「利用者のことも考えろ」「新しい人員を探してきたら辞めさせる」などと言って簡単にはやめさせてもらえないケースもあります。どのようなことを言われようと、辞めると決めたならば辞めるといった断固とした決意が必要です。上司に伝えるのは決定した退職日と、辞めるという覚悟がしっかりと決まってからにした方が良いでしょう。
退職の相談
退職を考え始めたときに、上司や周囲の職場の人間などに相談ができない場合は、介護求人紹介サイトに相談をするという方法もあります。たくさんの介護の現場を知っている介護求人紹介サイトは、自分の介護施設がどのような状況であるのかを相談した時に的確なアドバイスをしてくれることでしょう。介護求人紹介サイトでは転職のコンサルタントを置いている場合も多く、自分のケースに合わせて辞職のために一番良い方法を一緒に模索してくれるはずです。