介護の転職
2016年12月15日
シングルマザー介護士の転職活動!育児と両立できる施設に転職したいなら
日本人の非婚化や晩婚化がとかく注目される中、せっかく結婚したけれど様々な理由によって離婚してしまうという人の割合はどんどん高くなっています。その結果離婚してシングルマザーとして仕事も子育ても担う女性も増えており、子供の貧困率が高くなっていることにもつながっているといわれています。子育てはもちろんですが、生活するために働かざるを得ないという女性にとって求人の多い介護職は仕事を見つけやすい反面、いろいろな点で子育てとの両立が難しく、転職をしようかと悩んでいる人も少なくありません。
多くのシングルマザーがかかえる悩み
両親がそれぞれに力を合わせて家庭を運営していくのが理想ですが、様々な理由によって離婚を決意するカップルは残念ながら増えています。そして幼い子供を引き取ったけれど、生活していくだけの収入を得られるかどうか、シングルマザーの最大の悩みは生きていくための生活費を確保することです。
安定した収入を得るためには正社員として勤務するのが理想ですが、仕事だけでなく子育てもひとりで担うシングルマザーにとっては、たとえ収入が安定していても勤務時間が長い職場は選べないなど悩みが尽きません。介護職は現在慢性的に人手不足な状態だとはいっても、正社員として働くにはそれなりの責任や時間的な拘束が生まれるのは避けられません。
介護の仕事と育児を両立するために大切なこと
子供はやがて成長して親がそばにいる時間がそれほど必要なくなるときが必ず来ます。離婚した事で子供に寂しい思いをさせないようにと勤務時間の短い仕事を選ぼうとすると、中々正社員としての採用は難しいかもしれません。そんなときには何もかも理想どおりにしようと思わず、自分が何を大切にしたいかを頭に入れて仕事を探すことが大切です。
少子高齢化がどんどん進んでゆく中で、子育ても社会全体でフォローしてゆくために様々な制度が整えられていますが、介護職にあっては保育所の設置されているような恵まれた職場はまだまだ限られているのが現状です。近くに頼れる親族がいるなど、存分に働いて収入を得ることが出来る条件が整っていればいいのですが、仕事も子育ても自分の肩にかかっているという人にとっては、少しでも条件の良い職場への転職を希望するのは当然の事かもしれません。
介護職として働く上で自分が求めるあらゆる条件を満たす職場を見つけることは誰にとってもたやすいことではありません。より子育てと両立しやすい環境を求めて転職する際には、自分自身の家庭環境などもしっかりと伝えることが大切です。
転職の採用面接の際に気をつけたいこと
どんな職場でもより条件の良いところを目指そうとすれば、自分自身もスキルアップするなどの努力が必要になります。いくら介護職が人手不足だとしても、採用する側も家庭の事情ばかりを考慮するわけにも行かず、おなじ採用するなら採用する側の条件を少しでも満たす人を採りたいものです。
しかし、たとえ給料面で条件が良い職場を見つけたとしても、育児との両立はとても難しいような勤務条件では意味がありません。介護職の転職に際しての面接では、自分がシングルマザーであることを隠したりせず、家庭の事情も正直に話した上で、どうしても譲れない条件を出させてもらうようにすることです。
ただし、一方的に自分の条件だけを羅列するのではなく、たとえば子供が小さいので夜勤は出来ないけれど、通勤には多少時間がかかってもかまわないなど、自分としても譲歩できる部分を示すことが大切です。子育てに親の手間がかなりかかる期間と言うのはそれほど長くはありません。たとえば正社員として働くのは子供がもう少し大きくなってからと決め、今現在自分が大切にしたい条件を満たせる雇用形態で頑張るというのもひとつの選択です。