介護の転職
2016年10月16日
退職届の書き方の例やポイント!介護士が円満に転職するための退職届・退職願
昔から、「立つ鳥跡を濁さず」と言われているように、退職する時は身のまわりを綺麗にしてから静かに職場を後にしたいものです。最後の最後でガチャガチャとしてしまえば、あなたの印象はずっと良くないままとなることでしょう。円満に退職。円満に転職できるように、退職届もしっかりと書きましょう。円満退職するコツは、お世話になりましたという感謝の気持ちを持つことです。
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言ってはいけない言葉
仮に、たとえどんなに恨みつらみがあったとしても、最後にそれを口にしたりしてはいけません。「○○さんからいじめを受けていた」とか、「この職場は給料が安すぎる」、「この職場の方針が信じられない」などといったネガティブな理由は、それが本当だったとしても言うべきではありません。もちろん、円満退職なんて全く考えていない!というなら止めませんが、ここは静かに前向きな理由を言った方が賢いと言えます。悪口を言って辞めてしまえば、想像以上に後味が悪いものです。中傷すれば、反対に中傷されることになりかねません。
また、同じ業界で転職する場合、どこからともなく噂が流れることも考えられます。暴れて退職したとなれば、それは回りまわってあなたの足を引っ張ることにもなりかねません。考えたくないことですが、もしあなたが今度面接を受けようとしている職場の面接官の耳にあなたの退職時のことが入ったら?このようなことを避ける為にも、円満退職は大切なことなのです。
退職届と退職願の違い
「退職届」と「退職願」。あなたはこの二つの違いについてご存知でしょうか?退職届とは、退職を既に決定しているといった意味合いのもの。一度提出してしまったら、撤回することができません。また退職願は、後で撤回することもできます。退職させてくださいといった、お願いする意味合いがあります。
退職願の書き方について
退職願を作成する時は、まず一行目に「退職願」と記載します。次の行の下の方に「私事、」或るいは「私儀、」と記載。そして次の行から三行かけて「このたび、一身上の都合により○年○月○日をもって退職したく、ここにお願い申し上げます」と書きます。一行開けて、上の方から退職願を提出する日を記載。次の行に、部署名を書きます(提出日よりも下になるように書いてください)。次の行に部署名よりも下になるように注意しながら、名前を書いて認め印を押します。
次の行には、株式会社○○○など正式な名称で職場の名前を記載します。次の行には、会社の代表者名を書きます。この時、自分の名前よりも代表者の名前が上に来るように書くのが礼儀。代表者名には、「殿」、或いは「様」をつけてください。
退職届の書き方について
退職届を作成する時は、一行目に「退職届」と記載します。そして、「このたび、一身上の都合により○年○月○日をもって退職致します」と書きます。ここが、退職願と異なる部分です。
注意したいこと
退職願や退職届は、パソコンを使って作成しても良いのですが、できれば手書きの方が良いでしょう。それが難しい場合は、せめて署名は手書きで行うようにしてください。捺印も忘れないようにしましょう。使う用紙は、色がついていないものでB4かB5サイズの便箋を用意します。
また、最初にお伝えしたように、「立つ鳥跡を濁さず」が大事。退職の理由についてはあれこれと書いたりせず、「一身上の都合」とするのがお勧めです。
退職届は、労働基準法では2週間前に提出となっているのですが、実際このタイミングで提出されると、職場側は戸惑うことが考えられます。ですから、せめて退職する1ヶ月前に辞意は伝えましょう。理想は、3か月前です。退職届は、直属の上司に提出するようにしてください。