介護の転職
2016年09月15日
介護の転職なら「福祉人材センター」という選択肢も!求人探しのメリットデメリット
仕事を探す際に利用する公共施設といえば、ハローワークが有名です。ですが、介護の仕事で新しい仕事を探したいと思ったら「福祉人材センター」もおすすめです。
ハローワークと福祉人材センターの違い、福祉人材センターを利用するメリット・デメリットについてまとめました。
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目次
福祉人材センターってどんなところ?
福祉人材センターは各都道府県に設置されている施設です。あまり名前を聞いたことはないかもしれませんが、福祉の仕事ばかりを集めた無料で利用できる職業紹介所となっています。
ハローワークはあらゆる職種についての求人情報がありますが、福祉人材センターは福祉の仕事だけを取り扱っているのが特徴です。
福祉人材センターが取り扱っている求人情報の職種としては、
- 介護職(寮母・寮父)
- 福祉施設の指導員・相談員
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- ホームヘルパー
- 理学療法士・作業療法士
- セラピスト
- 看護職(特別養護老人ホーム、社会福祉法人による運営の老人保健施設・デイケア、訪問看護ステーションなど)
- 社会福祉法人の職員(事務職)
- 保育士
などがあります。
2001年4月からは、民間の企業・医療法人が行っている社会福祉事業の求人も取り扱うようになったため、福祉の仕事については幅広く取り扱いがされるようになりました。(医療法人でも病院は取り扱いの対象外です)
福祉人材センターを利用するためには?
福祉人材センターで仕事を紹介してもらうためには、登録が必要となります。登録といっても難しいことはなく、希望する職種・分野、福祉関係の資格を持っているかどうか、学歴、勤務を希望する地域、希望月収などを申請します。
登録が終わったら、センターの求人票を見て応募したい仕事を探し、窓口に申し出ます。そのことで、センターから応募した仕事についての紹介をしてもらうことができます。
福祉人材センターを利用するメリット・デメリット
では、福祉人材センターを利用するメリット・デメリットについてみていきましょう。
メリット
福祉人材センターでは、取り扱っている職種が「福祉関係」に限られているため、相談員の方々も福祉業界に詳しい方が揃っています。
ですから、案内されている仕事についての内容・職場についての違いなどについて詳しく説明をしてもらうことができます。初めて福祉の仕事に就きたい、と考える方にとっては心強い味方になってくれることはもちろん、転職を希望する方にとっても新しい環境への不安が解消されることになります。
仕事探しをしている方の動機や将来の展望についてもヒヤリングをした後に、どのような資格を取ると就職に有利になるかなどをアドバイスしてもらうことができます。無資格で就職した後、どのように資格を取ればいいのかということまで個人の状況に合わせたアドバイスがもらえるのも、メリットです。
デメリット
福祉人材センターに出向くことなく、「福祉のお仕事」とういホームページから求人の情報を見ることができますが、連絡先の記載がされていません。そのため、気になる仕事をホームページで見つけても、センターに足を運んでから紹介してもらうことになります。
また、1つの仕事を紹介をしてもらったら面接や採用の合否が分かるまで、他の紹介をしてもらえないセンターもあります。2ヶ所以上の紹介をもらって次々に応募したい、採用試験・面接を受けたいという考えの方には不向きかもしれません。
福祉業界の求人募集条件について
福祉業界の求人については、他の職種に比べて応募できる年齢の幅が広いという特徴があります。施設によりますが、平均して20~45歳未満の応募OKという求人が約57%もあります。さらに50~55歳の応募もOKという施設が約25%あります。
さらに、持っていると有利な資格としてはホームヘルパーがありますが、求人条件に「資格不問」という施設が約27%あります。
無資格、中高年での転職でも、福祉人材センターを利用すれば、福祉関係の仕事に就ける可能性が高いことが分かります。