介護の転職
2016年07月11日
面接で退職理由はどう説明する?介護士の転職面接を成功させるポイント
高齢者の人口が増えるにつれて、介護士の活躍できる場所も増えてきました。事業所が増えると、よりよい環境で仕事をしたい、と思う方々が新しい環境を求めて転職をするようにもなります。他の職種と変わらず転職の際に行われる面接では、必ず転職の理由を聞かれます。面接でどのように退職理由を説明すれば面接を成功させることができるのでしょうか。
目次
面接で言ってはいけない、転職理由とは?
面接で正直な受け答えをすることは大切ですが、本音を言い過ぎると転職に失敗してしまうこともあります。面接で言わない方がいい転職理由は以下の通りです。
以前の職場の待遇などが悪かった
家族や友人との会話では言ってしまいがちなことでも、面接の場では相手に悪い印象を与えるだけです。「休みが少ない」「給料が安い」「人間関係が悪かった」などはマイナスとなってしまうので注意が必要です。面接をしてくれる方は、上記のような理由を聞くと「また同じような不満を持って辞めてしまうのでは?」と思ったり、「周りとうまくやっていけないのでは?」と思ってしまいます。
たとえ前の職場の環境が悪かったとしても、転職の理由として挙げるのは好ましくありません。転職理由の一番に挙げられるのが「前職に不満がある」という点だと思いますが、そこを言わずに「さらなるステップアップがしたい」と伝えることがポイントになってきます。
参考:実は待遇が全く違う?介護職の転職でも知っておきたい求人用語まとめ
面接者に好まれる転職の理由は?
転職するにあたり、勤務を希望する施設が変わるのであれば、施設の特徴にポイントをおいて「新しいことを勉強したい」という思いを前面に出すと良いでしょう。
特別養護老人ホームに転職するなら
介護の基本を学びたい、特養の「終の棲家」としての役割を学びたい、など
介護老人保健施設に転職するなら
リハビリなど医療的なニーズを必要としている方への対応を学びたい、病院と自宅の橋渡し的な役割について学びたい、など
在宅サービスへの転職を希望するなら
訪問介護の勉強がしたい、在宅の介護保険について学びたい、など、前の仕事が嫌で辞めたというより自分が新しいことを学びたいから新しい環境で仕事がしたい、という点にポイントをおいて転職理由を伝えましょう。やる気のある方が勤めてくれるのは、採用する側にとってとても嬉しいことになります。「視野を広めたい」「知識を深めたい」という向上心は、充分なアピールポイントになります。
参考:介護士に求められる技術に違いはある?施設介護と訪問介護の違い
転職先の魅力を見つける
転職先として応募する施設の情報をあらかじめ調べておき、その施設が力を入れている活動に対して敬意を表するのもポイントです。
- 施設で実施されている取り組みに魅力を感じた
- 大規模な施設なので、安心して働けると思った
施設として力を入れている点に、応募者が注目をしてくれているのは採用する側にとっては嬉しいことです。応募するにあたって、きちんと施設のことを知ろうとしたということも分かってもらえますから、アピールにもなります。施設のことを知るためには、資料を入手するだけでなくホームページを見たり、口コミを調べたり、施設の方が更新しているブログなどを見てみるのがオススメです。
施設で行われている取り組みについては、できるだけ具体的なものを挙げるのがポイントです。「きちんと調べている」「本当に魅力を感じて応募してきた」と思ってもらえることが転職成功の第一歩です。職種によっては応募者の年齢などがネックになり、転職が難しくなってしまう場合があります。ですが、介護職についてはある程度の経験は心強い味方となってくれます。これまでの経験に自信を持ちつつ、新たな経験を積みたい!という気持ちを持って面接に臨みましょう。