介護の転職
2016年06月27日
転職の際に面接で有利になるのは?取得しておきたい介護の資格まとめ
人材不足が社会問題化され、ますますニーズが高まる介護職。興味を持ち、これから転職を考えている方も多いのではないでしょうか。今回は、転職の際に面接で有利に働く、介護関係の資格についてまとめました。
目次
- 1 介護職員初任者研修
- 2 介護職員実務者研修
- 3
介護福祉士
- 3.1 福祉系高校卒業後
- 3.2 福祉系特例高校卒業後
- 3.3 介護福祉士養成施設卒業後
- 3.4 実務経験から
- 4 認定介護福祉士
- 5 介護支援専門員(ケアマネジャー)
- 6
他にもある介護資格
- 6.1 介護事務関連の資格
- 6.2 福祉住環境コーディネーター
介護職員初任者研修
介護に関する第一歩目の資格となっており、介護にこれから携わりたい!と考えている方は是非取得しておきたい資格です。2013年4月よりスタートし、以前のホームヘルパー2級と同等に位置づけられています。取得方法としては、通信とスクーリングで130時間のカリキュラムを終えることです。最短1か月、又は週1~2回コースの通いで3~4か月で修了となります。
介護職員実務者研修
2013年4月スタート。介護職員初任者研修に比べ、より実践的な介護、また一部医療ケアの技術も身につけることができる資格です。また、サービス提供責任者として従事できるようになるため、それに従い報酬アップにもつながっていきます。
近年、この実務者研修の取得者が増加している理由の一つに、2017年1月より、こちらの取得が、国家資格である介護福祉士の受験資格の要件の一つに加わったことが挙げられます。まさに、介護においてキャリアアップには欠かせない資格となっているのです。
介護福祉士
介護資格の花形とされ、国家資格の一つに数えられます。取得にはいくつかの方法があります。
福祉系高校卒業後
筆記試験に合格することで取得することができます。
福祉系特例高校卒業後
実務経験9か月以上、その後筆記・実技試験合格で取得することができます。
介護福祉士養成施設卒業後
卒業後、取得することができます。
実務経験から
介護の実務経験3年以上で、介護職員実務者研修の取得が受験資格となっています。筆記試験のみで、実技試験は免除となります。進学の段階で介護を志して目指す方には「学校卒業」というのが最短ルートとなります。ですが一方の転職組は、現実的には実務経験、そして実務者研修の取得を行った後、目指す形が主流といえるでしょう。転職組にはなかなか長い道のりとなりそうですが、介護福祉士を取得することによって、より一層のスキル向上、そして管理職への昇進や、報酬アップにつながることは間違いありません。
認定介護福祉士
介護福祉士のさらなる上のキャリアパスとして、新設予定の新たな資格です。スタート時期は未定ですが、より高みを目指したい、と考えている方は、是非注目しておきましょう。
介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護保険制度施行に伴い誕生した資格で、要介護認定の申請代行や、ケアプランの作成業務、利用者と事業所との橋渡し役などを一括して行う職種となります。受験資格として、介護福祉士をはじめ、医師や看護師など、医療・保健・福祉関連の国家資格を保有しており、実務経験は5年以上が必要となっています。また、資格を問わず相談援助業務に従事して5年以上である場合も、受験資格を得ることができます。(国家資格がなくても、介護の実務経験5年又は10年以上で受験資格を得ることができていましたが、現在、改正の猶予期間となっており、後にこの条件は廃止されることになっています。)
まさに、介護関連の資格として最上位に位置しているといえる介護支援専門員ですが、その壁はなかなか高く、年1回の試験での合格率は、15~20%ほどの難関となっています。しかし、介護業界において重要な役割を担う職種となる他、求人も常にある状態といえるので、是非、こちらを最終目標としてチャレンジしていただければ、と思います。
他にもある介護資格
ここまでは、直接介護に携わる方向けの資格をご紹介してきました。しかし、介護業界にはさまざまな職種の方が活躍しています。介護業界における、介護職以外のおすすめの資格はこちらです。
介護事務関連の資格
介護保険制度についての知識を得ることができ、さまざまな講座が存在します。介護施設での事務職に就くことを目指す方は、受講しておくと有利です。資格としては、「介護事務管理士」などがあります。
福祉住環境コーディネーター
要介護の方や障がいのある方へ、建築士や介護支援専門員などと連携し、自立支援を含めた住環境を提案していくことができる資格です。試験は年に2回実施され、1~3級の3段階となっています。
いかがでしたか?キャリアごとの介護資格をはじめ、その他の職種についての資格もご紹介いたしました。介護業界への転職をお考えの方は、ご自身のスキルや目標に応じた資格を取得しておくことを、是非ともおすすめいたします。