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介護の転職

2016年06月22日

実は待遇が全く違う?介護職の転職でも知っておきたい求人用語まとめ

辞典

転職サイトや求人誌の中に掲載されている用語を皆さんは正しく理解していますか?たった1~2文字違うだけで、意味が大きく異なってくるものが多く混乱しがちな求人用語。今一度正しく理解して、よりいい求人に出会えるように情報をまとめてみました。

労働条件に関する求人用語

「裁量労働制」と「フレックスタイム制」の違い

まずフレックスタイム制とは「変形労働時間制」のひとつで、出社と退社を労働者が自由に設定でき、決められた 時間数を勤務する制度です。会社によっては、必ず出勤してほしい時間をコアタイムとして定めている場合もあります。

一方裁量労働制とは、始業と終業だけでなく、労働者の都合でトータルの労働時間や仕事の進め方などを自由に決めることができます。月の前半に深夜も含めて集中して仕事をして、月の後半にはゆっくりするというような働き方もできます。介護の求人でも上記の勤務制度を取り入れる企業が多くなってきており、自分の体調に合わせて勤務できるのが魅力です。求人要項を見る際には一つの指標にするのもいいかもしれませんね。

似ているようで全く違う?給与面での求人用語

給与の求人用語は生活にかかわる大事な項目です。それぞれの用語に違いについてしっかり理解しましょう。

月給と月収について

求人情報で見かける「月給」ですが、似た用語に「月収」というものがあります。漢字の表記では似ていますが意味が大きく異なります。まず「月給」とは一カ月単位で定められた賃金の事を指します。基本給に加えて、毎月固定で掛かる手当を加えたものを指します。続いて月収ですが、年収を12分割したものになるので、ベースとなる金額は年収になります。つまり、ボーナスなども含めた合計金額という事ですね。

月給と手取りの違い

月給は先程も説明した通り、一か月単位で定められた金額です。手取りというのはここからさらに社会保険料や住民税、所得税などを差し引いて手元に残る金額を指します。ここが両者の大きな違いになります。月給そのものの金額が全部使える金額ではないので、うっかりしないようにしましょうね。

健康面に直結する休日の求人用語

求人情報をみる際には、休日の表記にも注意しましょう。

週休二日制と完全週休二日制

週休二日制とは、一週間のうちに2日以上休みがある事を指す用語です。そのため、繁忙期などの場合、週に1日しか休みがもらえない場合があります。対して完全週休二日制とは、毎週2日は必ず休日がもらえるという意味の用語になります。介護の現場においてはまだまだ週休2日制度がおおいのが特徴です。繁忙期の週によってはなかなか休めない事もあると思うので、自分の体力と相談しながら決めましょう。

有給とは?

有給休暇の事をさし、労働基準法によって定められている労働者の権利の一つです。仕事を始めてから6カ月経過した時点で発生し、どれだけ労働したかによって付与される日数が変わります。一般的にフルタイムで働いている労働者の場合は、半年勤務すると10日間の有給が発生します。その後は年数が伸びていくと1日ずづ加算されていき、6年半勤め上げると20日間の有給になります。

有給の落とし穴

給与の金額を減らさずに休める有給ですが、実は有効期限があり永遠には貯金ができません。意外にこの事実をご存知ない方が多いのではないでしょうか。その期限とは、有給が発生してから2年です。例えば、2014年に5日間の有給が発生したら、2016年には使わなかった有給が消滅するという事になります。そして、たとえ40年一つの会社に勤務し続けても、一年間に発生する有給の日数は20日間が限度です。

介護の仕事はシフト勤務である事が大半で、有給が取得できないという現場も多いと思います。もらった有給をしっかりと消化したい方は人員の補填がしやすい複数の介護施設を運営している企業に就職するのも一つの手だと思いますよ。

介護職の転職でも知っておきたい求人用語まとめ

いかがでしたでしょうか。介護にかかわらず、今回まとめた求人用語はすべての職種に共通するものになります。これがすべてではないですが、労働条件をしっかりと確認する事は労働者の義務でもあります。めんどくさいからと言って数字だけで判断せず、各用語の意味を正しく理解して、素敵な勤務先を見つけてくださいね。

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