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介護資格

2016年06月26日

認定介護福祉士の仕事内容や給料って?気になる資格の条件をチェック

認定介護福祉士

団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)となることで起こる2025年問題を目の前に、介護現場では、ますますの質の向上が叫ばれています。そこで介護職の新たなキャリアパスとして、「認定介護福祉士」という資格が誕生することとなっています。今回はこの認定介護福祉士について、その役割や取得条件などに関するご紹介をしていきたいと思います。

介護職に関する資格について

現在、介護に関する資格には以下のようなものがあります。

介護職員初任者研修

はじめに目指すことが多いとされる介護資格です。130時間の講座受講で取得することができます。

実務者研修(介護福祉士養成)

介護職員初任者研修の次のキャリアパスに位置づけられ、介護福祉士取得を目指す方には必要な資格です。2013年に誕生し、以前、介護職では出来なかった喀痰吸引を行うことが可能となりました。

介護福祉士

介護のプロとして、キャリアアップには欠かせない国家資格です。ヘルパーから目指す場合は、3年の実務経験に加え、実務者研修の受講も必要となっています。

認定介護福祉士の役割とは?

新たに生まれる認定介護福祉士は、介護福祉士の次のキャリアパスとして注目を集めています。介護福祉士の資質アップがねらいとなっており、介護の質の向上による、利用者のQOL向上、医療との連携強化、地域包括ケアの推進などが目指すところとなっています。また認定介護福祉士に求められる力量として、十分な介護実践力や、介護チームをまとめるマネジメント、また他職種との連携、協働を図ることが望まれています。現在、介護チームで主任などのリーダー職の方や、またそれを目指す方には必要となってくる資格であるといえますね。

お給料について

施行前の資格となるため未定ですが、リーダーに欠かせない資格となってくることが見込まれますので、報酬アップにはつながるでしょう。

認定介護福祉士となるには

施行前となるため確定ではありませんが、厚生労働省が発表した資料によると、介護福祉士資格保有に加え、以下の項目が資格取得の条件として有力となっています。いずれかの経験がない場合でも、研修などを充実させていく方向とのことです。

  • 実務経験7~8年以上
  • 介護チームのリーダーとしての実務経験が望ましい
  • 居宅と施設介護、双方の生活支援の経験が望ましい

そして、取得のための養成研修については2段階を予定しており、研修Ⅰ類が280時間程度、研修Ⅱ類が170時間程度となっています。

認定介護福祉士はいつから開始?

現在、モデル研修が終了している段階で、その名称も「認定介護福祉士(仮称)」となっており、明確な開始時期も未定となっています。2016年夏ごろを目途に研修がスタートとなる動きもあるようなので、近日中に何らかの発表があるかもしれません。

まとめ

これまでといえば、介護福祉士が介護の上位資格として位置づけられていました。前項にてご紹介したとおり、介護福祉士の受験資格として、現在は実務者研修の受講も必須となっていますが、以前は、実務経験3年のキャリアのみで受験資格を得ることができました。経験やスキルが未熟な介護福祉士がそのまま介護業務に携わることで、劣悪な職場環境、そして離職率の低下などにもつながるケースも少なくないと聞きます。そこで2025年問題に向けて、介護福祉士の資質向上、そしてそれに伴う介護全体の質の向上を目指すべく、この認定介護福祉士を誕生させよう、ということになったのです。

介護福祉士として業務に携わり、キャリアアップを目指したい方、そしてリーダーとして日々奮闘されている方は、よりよい職場環境、そして何より、利用をされている方たちのQOL向上のためにも、これから始まる認定介護福祉士を目指してみてはいかがでしょうか。

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