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介護の基礎知識

2016年12月16日

ケアマネージャーの研修まとめ!キャリアアップや資格更新など就職後に必要な研修

研修

介護を社会全体で支えてゆくための仕組みとして介護保険制度がスタートして以来、様々な見直しが行われながら高齢者福祉サービスを充実させるための制度として運営されています。そしてケアマネージャーは、介護保険サービスの中心的な役割を担う仕事で、介護を必要とする人と介護保険サービスとをつなぐことがその主な仕事です。

仕事内容が多岐にわたり、頻繁に行われる制度改正などにも適応して利用者により活用しやすいようにプランを組み立てるなどの役割が求められます。様々な書類の作成を代行したり、ケアプランを作成するだけでなく、本人や家族の悩みを受け止める役割などもあり、豊富な知識や経験が求められる重要な仕事だといえます。

ケアマネージャーは資格をとってからが大変

介護支援専門員の資格を取得して実際にケアマネージャーとしての仕事につくためには、介護支援専門員証の交付を受ける必要があります。そしてそのためにまず最初に受けなければならないのが介護支援専門員実務研修受講試験で、それに合格してから介護支援専門員実務研修を受けなければなりません。この研修はケアマネの仕事に必要とされる専門的知識や技術の習得が目的で、研修内容が見直され、平成28年度から研修時間が87時間以上になりました。

どんな資格にもいえることですが、資格は取っただけではなく、その後様々な経験や知識をつむことではじめて生きてくるものです。そのためケアマネージャーも資格を取得すればそれで終わりではなく、資格を取得後も様々な研修によってより高い知識や技能を身に付けることが求められています。

介護支援専門員証を受けてから必要になる研修

介護支援専門員実務研修を受講して専門員証の交付を受ければ晴れてケアマネとして働くことが出来るのですが、介護支援専門員証は有効期間が5年間であるため、ケアマネとして働き続けるには有効期間内に更新研修を受けて、新たに専門員証の交付を受ける必要があります。これは専門員証を受けて一定の実務経験をつんだケアマネが、よりスキルを高めることを目的にして行われるものです。まずは実務経験が6ヶ月以上3年未満のケアマネを対象に行われる専門研修課程1、続いて実務経験が3年以上のケアマネを対象に行われる専門研修課程2があります。

こうした研修を受けることで、介護保険におけるケアマネジメントをするうえで求められる専門知識や技術が向上することはもちろんですが、研修に参加することで、おなじ介護現場でケアマネとして働く人同士のネットワークを作ることも出来、仕事の上でありがちな悩みを共有できるなどのメリットもあります。

キャリアアップのための研修

ケアマネとして働く上でキャリアアップのための選択肢の一つに主任介護支援専門員の資格の取得があります。主任ケアマネージャーと呼ばれる資格で、地域包括センターや居宅介護支援事業所には必ず必要とされる資格です。ケアマネのなかで所定の研修を受講した人に与えられる資格で、一般のケアマネの一段上の資格という位置づけになります。言うならばケアマネのさらに上の介護相談のエキスパート的な役割を担う資格で、より専門性や高い資質が必要とされます。

主任ケアマネになるためには、通算して5年以上のケアマネとして働いた期間があるか、ケアマネジメントリーダー養成研修を修了し、専門の介護支援専門員として働いた期間が3年以上であることのいずれかの条件を満たす必要があります。そして地域によって違いがありますが、一定期間の主任介護支援専門員研修を受講することが求められます。これは介護保険サービスと他の保健や医療などとの連携調整や、他のケアマネへの指導や助言などのケアマネジメントに必要な知識や技術を身に付けることを目的に実施されます。

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