介護の基礎知識
2016年08月14日
介護職のキャリアプランってどんなもの?将来目指したいキャリアアップモデル
介護業界は、体への負担が大きくハードな仕事であるため、年齢を重ねても長い間働くことができないのではないか?と不安を抱いている人もいるのではないでしょうか?また、収入が低いため、家族を持ったときに家計を支えることができるかどうかで不安を抱いている人も多いと思います。
介護業界で長く生き残って生きたい・もっと上を目指したいというときには、キャリアプランを組み立てることが重要です。そこで、介護業界におけるキャリアプランについて、ご紹介します。
目次
- 1
介護職のキャリアプランについて考えよう
- 1.1 介護施設のスタッフのキャリアプラン
- 1.2 施設ケアマネージャーのキャリアプラン
- 1.3 相談員のキャリアプラン
- 1.4 訪問介護事業者のキャリアプラン
- 2
介護業界でのキャリアアップに役立つ資格を取得しよう
- 2.1 ケアマネージャー
- 2.2 看護師
- 2.3 作業療法士・理学療法士・言語聴覚士
- 3 まとめ
介護職のキャリアプランについて考えよう
介護施設のスタッフのキャリアプラン
施設で働いているスタッフがキャリアプランの頂上として目指すべきポジションは、施設長です。施設長を目指すにあたって、介護施設で働いているスタッフは、まずは介護経験を積む必要があります。経験を積んで知識や技術を磨きながら、まずはリーダーを目指すと良いでしょう。
施設ケアマネージャーのキャリアプラン
まずは介護支援専門員の資格取得を目指しましょう。施設ケアマネージャーになるためには、まずは介護支援専門員の資格を取得する必要があります。介護支援専門員の資格を取得するためには、まずは受験資格を獲得しなければなりません。
5年以上・900日以上の従事期間をクリアすることで、介護支援専門員の受験資格を得ることができます。ケアマネージャーは稀有なポストであるため、資格を取得したからといってすぐに就任することができない可能性もあります。その場合には、介護職員として働きながら、ケアマネージャーのポストがあくのを待つことになります。
参考:介護福祉士からステップアップ!ケアマネージャーの特徴やなり方とは
相談員のキャリアプラン
相談員の場合、まずは介護の現場での経験をつみ、その後社会福祉士や精神保健福祉士の資格取得を目指します。また、各都道府県によって相談員になるための条件が定められているため、こちらも確認しておくと良いでしょう。
訪問介護事業者のキャリアプラン
訪問介護スタッフの場合、ホームヘルパーとして3年以上の経験を積んで、その後サービス提供責任者を目指しましょう。また、訪問介護をしながら、ケアマネージャーの資格を取得することで、ケアマネージャーとして働くことができます。
参考:介護士に求められる技術に違いはある?施設介護と訪問介護の違い
介護業界でのキャリアアップに役立つ資格を取得しよう
ケアマネージャー
介護業界を極めたいときには、まずはケアマネージャーの資格取得を目指しましょう。ケアマネージャーの資格を取得することで、これまでのような介護業務だけでなく、他のスタッフのマネジメントなどもっと幅広い業務に携わることができます。また、収入もアップするため、介護業界で働き続けたい人ならとっておきたい資格といえます。
看護師
看護資格を取得することで、介護に必要な医療行為も行うことができるようになるため、看護師の資格を取得するのもキャリアアップのためにおすすめです。看護師の資格を取得するためには、大学・短大・専門学校に通う必要があり、期間としては3年から4年かかります。働きながら資格取得することになるためとても大変ですが、その分資格取得後は業務の幅がひろがり、ひとりでできる介護も増えてやりがいもアップします。
作業療法士・理学療法士・言語聴覚士
介護に欠かせないリハビリを行う際に役に立つのが、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の資格です。病気やケガで体にマヒが残ってしまった人に絵画や工作などといった作業を通して機能向上をはかったり、訓練や相談・アドバイスを行ったりするのが、これらの仕事です。通常の介護スタッフと比べて収入も高く、キャリアアップを目指す人や介護業界において自分にしかできないものを身に着けたい人には最適です。
まとめ
ハードな介護業界ですが、キャリアアップをして介護現場以外の舞台をみつけることで、介護業界でいつまでも活躍し続けることができます。今後のキャリアプランを見つめなおして、介護業界をきわめてみませんか?