介護のハウツー
2016年07月09日
服装はどんなものを選ぶのがベスト?介護職に必要な身だしなみについて
介護士として働くにあたって、どのような服装にすれば良いのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?服装選びは、介護士にとってとても重要なものです。介護士の服装は、さまざまな部分に影響をもたらすのです。介護士の服装は動きやすさが重要だと思う人が多いかもしれませんが、介護士の服装がもたらすものは、介護がしやすいかどうかのみにとどまりません。
服装は、介護士個人の印象を決めるものになります。清潔で明るい印象の服装をしていれば、利用者にも清潔感や明朗さを与えることができます。逆に、服装によっては、「この人には任せたくない」とすら思われてしまう可能性もあるのです。さらに、介護士の服装は、その施設の印象を決める重要な要素です。つまり、ふさわしくない服装の介護士がいれば、その施設自体がそのような施設なのだという印象を与えてしまう可能性もあるのです。たかが服装、動きやすければそれで良いなどとは考えずに、どのような服装が適切なのかを慎重に判断しましょう。
目次
- 1
服装を決める際のポイントは?
- 1.1 動きやすい服装を心がけよう
- 1.2 TPOをわきまえよう
- 2
どんな服装が良い?
- 2.1 Tシャツやポロシャツ
- 2.2 スラックス
- 2.3 スニーカー
- 3 まとめ
服装を決める際のポイントは?
介護士として働く際の服装を決める際には、どのような点に気をつけば良いのでしょうか?
動きやすい服装を心がけよう
介護は、利用者の体を持ち上げたり、ものを運んだりと体を動かす仕事です。そのため、動きやすい服装を心がけることは基本中の基本です。介護の世界では、俊敏に動かなければならない場面も少なくありません。裾の長いトップスやスカート・ヒールの高い靴など、動きやすさに欠ける服装は避けるようにしましょう。
TPOをわきまえよう
介護士として働く際の服装を決めるにあたって、重視すべきなのは動きやすさだけではありません。なぜなら、介護士の仕事は、利用者のお世話だけでなく、他職種の業者への対応・レクリエーションと、多岐にわたっているからです。そのため、その場その場に適した服装を心がける必要があるのです。
介護士として働く際には動きやすさ重視のために、ジャージを着ようとしている人もいるかもしれません。ジャージは、レクリエーションなどで体を動かすときや、利用者の介護をする際には動きやすくて適しているといえます。しかし、ジャージは場合によっては不適切になってしまう可能性もあります。施設には、医師や看護師などの他職種の関係者や、利用者の家族などの訪問者と、多くの人が訪れます。そのため、接客の要素もあると考える必要もあるのです。取引のある業者さんが来たときや、利用者の家族がきたときに恥ずかしくない服装を心がけましょう。
どんな服装が良い?
介護士として働く際には、具体的にはどのような服装が適切なのでしょうか?
Tシャツやポロシャツ
トップスは、Tシャツやポロシャツなど、シンプルで動きやすいものが良いでしょう。色は白やピンクなどの明るい色にすると、利用者や家族に優しい印象を与えることができます。また、汚れても支障のないものを選ぶようにしましょう。
スラックス
ズボンは、ジーパンなどのカジュアルなものではなく、スラックスがおすすめです。スラックスは動きやすい上にカジュアルすぎないため、来客時にも安心して対応することができます。色はベージュや黒など、ベーシックな色味を選べば、落ち着いた印象になります。
スニーカー
足元はヒールのある靴や安定感のないものではなく、動きやすいスニーカーがおすすめです。また、ハイカットスニーカーは脱ぎ履きがしづらいため介護の仕事には適しません。スリッポンやマジックテープのものであれば、紐がほどけてしまったり履くのにてこずったりすることもないのでおすすめです。デザイン性よりも脱ぎ履きしやすさや動きやすさを重視しましょう。
まとめ
このように、介護士として働く際の服装としては、動きやすく明るく清潔感を与える服装が好ましいといえます。施設によっては、指定の制服を用意されている場合もあるため、就職予定の施設にどのような服装が良いのか確認しておくと良いでしょう。介護の世界では、服装だけでもさまざまな影響を与えます。介護士として恥ずかしくない服装選びをしましょう。