幼稚園教諭の資格・通信講座
幼稚園教諭は幼児教育の基本資格
幼稚園教諭は、幼児教育を行う「幼稚園の先生」の資格です。3歳から小学校入学前までの子どもの保育を行う資格であると同時に、この年代の子どものための、「教育」を行うところが保育士と大きく異なる点です。
幼稚園教諭も職務上「保育」を行う立場ですが、保育園が児童福祉施設となって、福祉分野の仕事であるのに対し、幼稚園は学校法上の「学校」に分類され、管轄も文部科学省になります。このため、幼稚園教諭は「幼児教育の専門家」としての役割が求められます。
職務としては、登園した園児の園生活の指導、集団生活のルールを教えること、日々の健康観察や安全管理などは保育士と共通しますが、これらに加えて、絵画の指導、歌唱、数の概念やひらがな、カタカナなど、小学校で学ぶことの導入教育、運動の指導を行います。これらの指導内容については、幼稚園教育要領に基づいて、「健康、人間関係、環境、言葉、表現」の項目を発達させるために、子供と一緒に、日々の活動を通じて教えていきます。
幼稚園教諭の資格のメリット
平成32年までには、認定こども園の職員の資格として、保育士と幼稚園教諭二種免許状の取得を要件とすることが既に決定されているので、今後、認定こども園の増加に伴い、保育士資格と一緒に幼稚園教諭二種免許状以上を取得することが、より有利な条件で働くための要件となっていくことが見込まれます。
私立の小中学校を受験する気風の強い地域では、保育園よりは認定こども園、それよりは私立幼稚園を希望する度合いも高いですし、ハイスキルな幼稚園教諭のニーズも高いといえるでしょう。就職先としては、公立、私立の幼稚園を始め、認定こども園などの施設のほか、院内保育や学童保育などの場所にもニーズがあります。
幼稚園教諭の資格を取るには、
幼稚園教諭の資格には、専修、一種、二種の3種類があります。制度の改正や取得要件の違いで、このような種類ができていますが、個々の学習内容そのものは、あまり大きな違いがありません。現在の制度では、幼稚園教諭ニ種免許状を取得しないと、幼稚園の先生になることはできない決まりになっています。
各呼称の違いは、
- 修士課程卒業者・・・先週免許状
- 大学の指定学科卒業者・・・一種免許状
- 短大、専門学校等の指定学科卒業者・・・二種免許状
となっています。
このほか、指定学科以外の短大を卒業した場合でも、卒業した短大の単位を基礎学科として、これに最低限の単位を資格スクールで取得することで比較的短期間で幼稚園教諭二種免許状を取れる場合もあります。
保育士資格を持っていて、3年以上の実務経験がある場合、小学校の教員免許状を持っている場合など、他の資格を持っていることで、認定試験や検定試験によって幼稚園教諭の資格も取得できる仕組みもあります。
幼稚園教諭 資格取得者の声
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